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YOUTUBEのkbps

2014/10/31

YOUTUBEと著作権と音質で投稿した動画はFLVや
MP4をコンテナに使用していることを書きました。

動画が360pで再生されているより720pHDで
再生している方が音が良いのです。

では、ビットレートはどのくらい異なるのでしょうか。

YOUTUBEの音質ではDAWから書き出したデータと
YOUTUBEに投稿したデータの音の差を書きました。

1080pHDで再生していますが
16kHzにLPFが掛かっている状態でした。

結論から言えば16kHzにLPFが掛かっている状態は
現在の投稿による変換でも同様のようです。

画質毎にデータをダウンロードしてみました。
ダウンロードしたデータは自分が投降した動画です。

画質:360p
データ形式:FLV
640*360 AVC/H.264 29.97fps 366.09kb/s
AAC 44.1kHz 16bit 2ch 124.50kb/s
FlashVideo 22MB

画質:720pHD
データ形式:mp4
1280*720 AVC/H.264 High@3.1 29.97fps 2434.17kb/s
AAC 44.1kHz 16bit 2ch 146.98kb/s
MPEG4 113MB

画質:1080pHD
データ形式:mp4
1920*1080 AVC/H.264 High@4 29.97fps 5723.79kb/s
AAC 44.1kHz 16bit 2ch 146.98kb/s
MPEG4 258MB

次にこのコンテナの中身の音声データのみを分離させてみます。

音声コーデックは同じなのでディスク上のデータ量比較です。

360p画質:5.68 MB (5,963,776 バイト)
720pHD画質:6.68 MB (7,012,352 バイト)
1080pHD画質:6.68 MB (7,012,352 バイト)

720pHDと1080pHDでは同じコーデック、
同じビットレートだったのでデータ量は同じになっています。

360pの設定でのデータ量22MBに対して720pHDのデータ量は
113MBありますが、音声部においては僅か1MBの差となっています。

圧縮音声での1MB差は大きいもので、
聴覚上の高域はかなりことなります。

今度は異なるファイルをAACに変換してWAVに書き戻し、
周波数特性を見てみたいと思います。

先程はYOUTUBEの変換コーデックでAACとなったものでしたが、
今度はQuickTime Playerのコーデックを使用して同程度のbpsと
ファイル容量差のデータを作ってみます。

135kbps/5.83MB(124.5kbps/5.68MB)
150kbps/6.64MB(146.98kbps/6.68MB)

( )内は先ほどのYOUTUBEでのファイルを参考に入れています。
作成したデータの差は約1MB。(^^;

aac01.gif
周波数を解析してみると、
AAC135kbpsでは17kHzを少し超えた所でLPFが掛かっているようです。

AAC150kbpsでは18kHz手前でLPFが掛かっているようです。

YOUTUBEでの比較ファイルとQuickTimeのコーデックで作成した
ファイルではエンコード方法に若干の違いが見られるようです。

YOUTUBEではどちらも16kHzにLPFが掛かっている状態で
ファイル容量の差がありました。

QuickTimeコーデックではLPFの位置が1kHzほど異なっていました。

どちらも約1MBの容量差なので、
YOUTUBEエンコードは16kHz以下の音を重点的に、
QuickTimeエンコードは周波数特性の伸びに重点を置いた。

動画=人の声=16kHz以下の品質に重点
音楽(QuickTime Player)=高域の伸びに重点

そんなエンコードの差でしょうか。

YOUTUBEのエンコーダーが16kHz以下のどの周波数帯を
手厚くしているのか判りませんが。(^^;

大まかに知る方法が無いこともありません。

DAWに元の波形を読み込み、別トラックにAAC返還して
WAVに戻した波形を読み込みます。

非可逆AACならAACからWAVに戻しても、
無くしたものは元に戻らないのでこの方法でOKでしょう。

AACからWAVに戻した波形のトラックの位相を逆転します。

この状態で書きだすと元の波形からAACから戻した波形を
差し引いたWAVデータが書き出されます。

この作成したデータをアナライズすると、
どの周波数帯が引き算されたか大まかに知ることができます。

仮に1kHz付近のレベルが低かったら、AACには1kHzの成分が
残っていたということができます。

仮に16kHz以上のレベルが高かったら、
元のデータから差し引かれている差分が抽出されたと言えます。

面倒なので行ないません。(^^;

途中で話が逸れましたが、720pHDと1080pHDでは113MBと258MBの
データ量差になりますが、音声部分については全く同じなので、
静止画主体の楽曲動画であった場合には720pHDで良いと思います。

結論:
YOUTUBEでの音声コーデックは通常表示でAAC124kbps、
HD表示でAAC146kbps程度でした。

周波数特性では124kbps/146kbpsともに
16kHzにLPFが掛かっていました。

HD画質によって高域が伸びるというよりは
16kHz以下にデータが1MB分付いている。

そんな感じでした。

音声圧縮コーデックにおいては低ビットレートほど
1MBの差は聴覚上大きいものとなります。

phd.jpg
YOUTUBEで楽曲を発表されている方の動画を見る際は、
720pHDで聴きましょうというお話でした。

何かの参考までに。

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