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VBR

以前に[オーディオミックスダウン]という記事で
CUBASEから圧縮オーディオファイルで書き出した
ファイルについて書きました。

その時はMP3 128kbps/160kbps、WMA 128kbps/160kbps、
ともにCBR(固定ビットレート)で書き出したものを使用しましたが、
今回はファイルサイズをなるべく同じにしたVBRで試してみました。

Spectrum.png
元となる音は44.1kHz 16bit 60秒 10.1MBのホワイトノイズです。

aac_vbr.png
AAC VBRモード 1.19MB
元の特性と同じように20kHzまで綺麗に伸びています。

mp3_vbr.png
MP3 VBRモード 157kbps 1.13MB
22kHzで下がっています。

wma1_vbr.png
WMA VBRモード 125kbps 914KB
18.7kHzで下がっていますがファイルサイズが異なります。

どうしても同じようなサイズが作れませんでした。(^^;

wma_vbr.png
WMA VBRモード 207kbps 1.48MB
20kHzを超えたところで下がっています。

ホワイトノイズを使用したチェックでは
AAC、MP3、WMAの順で良好であると見えます。

今度はホワイトノイズではなく実際の曲で試してみましょう。

mix_wav.png
元となる曲で測定した結果です。

mix_aac.png
AAC VBRモード 760KB

mix_mp3.png
MP3 VBRモード 226Kbps 717KB

mix_wma.png
WMA VBRモード 203kbps 645KB
やはり同じようなファイルサイズが作れません。

設定を変えると900KBになってしまいました。
ファイルサイズが小さい割には健闘しています。

mix_mp32.png
MP3 VBR 226kbpsでは18kHz手前で大きく落ち込んでいました。

mp3_cbr256.png
VBRならではの特性かとCBR 256kbpsで測定しました。

mp3_cbr320.png
CBR 320kbpsでやっと20kHz。

ホワイトノイズを使用したチェックではAAC、MP3、WMAの順で
良好であると見えましたが、実際の曲ではAACとWMAが略同じで
MP3は高域の分が悪いように見えます。

では測定に使用した曲を聴いてみましょう。
先日のEZ MIX2で使用したトラックを使っています。

フェードイン&アウト、スネアロールなど、
情報量が変動するのでVBRにはもってこいです。

そのかわりウェブで聴くとシャワシャワしますが。(^^;


まずは基本となるWAVトラックです。


AAC AAC VBRモード 760KB
エンコーディングしたものをWAVにしています。


MP3 VBRモード 226Kbps 717KB
エンコーディングしたものをWAVにしています。


WMA VBRモード 203kbps 645KB
エンコーディングしてものをWAVにしています。

Sound Cloudで聴くとエンコーディング処理されて再生されるので、
それぞれをダウンロードできるようにしています。

興味がある人はダウンロードして聞き比べてみてください。
正直、我が家の機材というか私の耳では違いが判りませんでした。(^^;

そういえば Practices on the DAW の頃は
こういった測定ものをよくやっていました。笑

それでは最後に。(^^)


Q:これは元のWAVか、それとも何かで圧縮したファイルでしょうか。

<記事の参考>
CBR:
固定ビットレート:どの部分でも同じビットレート

ABR:
平均ビットレート:全体を指定したビットレートで平均化する
CBRより高音質でAACのVBR処理に似ているといわれている

VBR:
可変ビットレート:情報量によりビットレートを変化させる方式

A:Windows Media Audio 10 Professionalコーデックで
CBR 160kbpsで変換したデータをWAVにしたものでした。(^^)

コメント

  1. REACH_rh より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    なかなか難しいですね 笑
    最後のお題はmp3ではないみたいですが
    無圧縮かそうでないかは元曲を何度も聞き慣れてからでないと
    私にはわからないようです 笑 ……
    ダウンロードして聴いたらわかるのかな……..
    そして、聴き比べの音源CDが本の付録によく付いてるので、
    聴き比べますが、あまりよくわかりません笑
    (本には解らない人は耳がおかしいか機材に問題があると書いてありました笑)
    ただ、原曲の録音設定や、ミックスの仕方によっても
    圧縮した時の崩れ方がゼンゼン違って、
    [太字]私の音源だと無惨に崩れます[/太字]
    (誰が聴いてもわかるほど…)
    おそらく空気感やざらざらした質感が出るようにミックスしてるので、
    mp3だとその辺がカットされるのかなと…
    (ベース以外はもろドンシャリミックスだので 笑)
    ハットなんかもうフェイザーかかってるみたいにシャワシャワなります笑
    でもたとえばプロにアレンジやミックスしてもらった音源は
    あまり崩れません….
    私の場合はやはり原曲に問題があるのだと実感してます
    (´-`).。oO(はあぁ………

  2. MOMODON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    REACH_rh さん、おはようございます。
    それとも「こんばんは」の延長線上でしょうか。(^^)
    私も聞き比べると実はというか全く判らないのです。
    中低域に情報量が多いのでそっちに引っ張られると
    高域に影響が及ぶのでしょうか。
    定められたビットレートの範囲内なので、
    どうしても中低域の情報を手厚くして
    音質を維持しようとするのでしょう。
    私もハットシャワシャワになるので
    周波数帯域にムラがあるのだと思います。
    プロのミックスを聴いたり波形を見ると、
    低域から高域まで綺麗に整っているので、
    エンコーディングしても崩れないのでしょうね。
    >私の場合はやはり原曲に問題があるのだと実感してます
    なにをおっしゃいますやら。(^^)
    私なんか趣味として選んだことすら問題のような気がします。
    ちぃとも上達しないのですから。(^^;

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