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TSとTRS

2016/10/10

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標準プラグ、TSフォン

ギターやシンセ等に使用される2極のアンバランス接続用のケーブルです。
アンバランス接続は不平衡接続ともいいます。

海外のサイトでは1/4inchや6.3mmと記載されることもあります。

tsr01.jpg
TRSフォン
ステレオ信号をアンバランス接続する場合や、
モノラル信号をバランス接続する際に使用します。

オーディオインターフェイスのライン入力等に
TRSと記載があるとき、シンセをステレオでライン出力すると、
TSフォン×2をインターフェイスに接続することになります。

別にインターフェイスのライン入力がTRSである必要は
ないのではと思うこともあるかと思います。

そこで今回は、TSフォン、TRSフォンと
アンバランス接続、バランス接続について書いてみます。

tsr02.jpg
TRSの意味は、
T=チップ=Tip
R=リング=Ring
S=スリーブ=Sleeve
この頭文字をとって[TRS]と呼んでいます。

リングの無いものは[TS]ですね。

先程も書きましたが、TRSフォンのケーブルを使う際は
2つの利用方法があると思います。

一つはステレオ信号に使用する場合。

この場合は、チップ(T)に左(L)chの信号を、リング(R)に右chの信号を、
そしてスリーブ(S)はアース(接地、コールド、グランド)となります。

アンバランス接続ですね。

一つは、TRSでモノラル信号をバランス接続する場合。
この場合は、チップに正相(Hot)を、リングに逆相(Cold)を、
スリーブはアースとなります。バランス接続ですね。

TSの場合は、チップが信号、
スリーブがアースのアンバランス接続です。

では、アンバランス(不平衡)接続と
バランス(平衡)接続では何が違うのでしょうか。

一般的にバランス接続されたTRSやXLR(キャノン)はノイズに強く、
アンバランス接続はノイズに弱いとされています。

しかし、先の説明でTRSケーブルに2chの信号を流す時は
不均衡接続なので、TRS接続すべてがノイズに強い訳ではありません。

ts.jpg
上の図はアンバランス接続のイメージです。

ケーブルで信号に混入したノイズはそのまま残ってしまいます。

このため、アンバランス接続ではケーブルの長さは
短い方が良いとされています。

trs_20120426180146.jpg
上の図はバランス接続のイメージです。

送信時に正相と逆相の信号を生成してケーブルに送ります。
ケーブルの中で混入したノイズは、信号を利用する際に合成されます。

この際、ケーブルから混入したノイズはキャンセルされます。

ハムキャンセル、ボーカルキャンセル、ノイズキャンセル等と
呼ばれる機能も逆相をぶつけて相殺する技術です。

この為、バランス接続はケーブルが長くても
比較的ノイズに強いと言われています。

挿す方はプラグ。受ける方はジャック。

挿す方は判りやすいですが、
受ける側がTSなのかTRSなのかは一見して判りません。

もしラインがモノラル×2で出力されるステレオ信号なら、
TSであればアンバランス、TRSであるならバランス(入力)出力です。

ジャック1つでステレオ信号を送る(受ける)場合は、
TRSケーブルを利用したアンバランス接続となります。

モノラル信号の場合は、TSであればアンバランス、
TRSであればバランス接続となります。

このようなことから、オーディオインターフェイスでは、
受ける信号がモノラルであってもTSケーブルだけではなく、
TRSケーブルも受けれるような仕様になっている機種もあります。

何かの参考までに。

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