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Spider Valve MkII 112

2014/11/01

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LINE6 Spider Valve MkII 112について聞かれる前に書いてみます。(^^)

LINE6 Spider Valve MkII 112はギターアンプや真空管で有名な
ボグナーと共同開発したオールチューブアンプの2代目です。

Line6 Spider II 112 との違いは
先代がアンプモデリング×12、エフェクト×7種(同時3種)、
現在がアンプモデリング×16、エフェクト×20種(同時4種)。

そしてSpider Valve MKII FX Infusion Update (2.0)によって
エフェクト数が一気に80種類以上になります。

搭載される真空管は プリアンプに12AX7-B×2、
パワーアンプに6L6×2となっています。

12AX7はECC83とも記載され、
6L6は5881とも記載されます。

地域によって呼ばれ方が異なるのです。

12AX7は自己バイアス方式なので交換の際に
バイアス調整を行う必要はありません。

Spider Valve MkII 112のパワーアンプ部は
固定バイアス方式を採用しています。

固定バイアス方式には「電圧固定型」と「電圧可変型」が
ありますが、Spider Valve MkII 112は電圧可変型を採用しています。

6L6(5881)を交換するときはマッチドペアの
2本を同時に交換し、交換の際にはバイアス調整する。

これが長持ちと良い音の基本になります。

チューブアンプにあるスタンバイスイッチはありませんが、
電気回路への負担が軽い場合、スタンバイスイッチを装備
していない真空管アンプも多くあります。

それでも電源のオン&オフを繰り返すと回路に負担をかけるので、
オフの後、再びONにするときには数分間のインターバルをおくと
機器に優しいオーナーと言えます。(^^)

また真空管を温めるために電源をオンにした後、
5分くらいアイドリングすると良い感じです。

私はマルチエフェクターでZOOM G7.1utを使っていましたが、
これには12AX7が1本搭載されていました。

電源オン直後と5分後の音では若干違っていたので、
オールチューブアンプではもっと顕著に聞こえるのではないでしょうか。

次に LINE6 Spider Valve MkII 112の
XLR端子を利用したダイレクトアウトでの
Studio MODEとPerformance MODEの違いについて。

スタジオモードはアンプモデリングとDSPエフェクトの
信号が出力されるので、ミキサーやインターフェイスでは
ラインレベルの信号を受ける設定にします。

パフォーマンスモードでは、パワーアンプのトランス回路から
分岐された信号が出力されるので、真空管を通した音が出力されます。

録音したい音によって使い分けることになりますが、
スタジオモードの方がシンプルでDAWで加工しやすい音に聞こえます。

次に[PREAMP OUT]と[POWER AMP IN]についてです。

プリアンプアウトは別のパワーアンプに信号を送るとき、
パワーアンプインは別のプリアンプの音を鳴らす時に使います。

ここまでは読んで字の如くですが、この端子は
エフェクトのセンド・リターンにも使えます。

手持ちのマルチエフェクターやラックタイプのエフェクターを
Spider Valve MkII 112のプリ部とパワー部の間に挟んで
使用することができます。

お気に入りの空間系や残響系エフェクターを
Spider Valve MkII 112で使えるのは嬉しいですね。

ちなみに箱の強度不足によって腰砕け感があったと
言われた時期がありましたが、確か真空管搭載の時期から
キャビ強度を上げた設計に変更されたと聞いたことがあります。

コンボアンプは床置きの際、カーペット等の柔らかい所に設置すると
ボヤけた感じに聞こえることがあるので、アンプラックや硬い板の
上に置くと良いと思います。

またスピーカーの設置でも同じですが、あまり壁面に近づけて設置すると
過剰な低域が中・高域を濁らせるなどの問題が発生します。

これはリアバスレフタイプのスピーカーで顕著ですが、
エンクロージャー(キャビベット)のバックパネルが
開放型やセミオープンタイプのコンボアンプでも同じことが言えます。

マイク録りする場合は少し壁面から離した方が良い場合があります。

何かの参考までに。

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