・VSTプラグイン

Roland SOUND Canvas VA

2016/07/26

ROLAND SOUND Canvas VA

ROLAND SOUND Canvas VA

Windows、Mac に対応したVST/AUプラグインで、GS規格に対応したサウンド約1,600音色と63のドラムセットが内蔵されています。

音色マップは「SC−8820」「SC−88Pro」「SC−88」「SC−55」が用意されているようです。

その昔、DTMの黎明期のお話し。

GM規格を拡張した独自規格をYAMAHAとRolandが提唱しました。

YAMAHA XGフォーマット
ROLAND GSフォーマット

1991年にローランドがGS対応音源第1号としてMIDI音源SC-55を発売。
1994年にヤマハがXG対応音源第1号としてMIDI音源MU80を発売。

ここからDTMブームという静かなる戦争が始まりました。(^^)

xp10201601

ちなみに私自身はRolandのGS製品を始めて使ったのは1995年に発売された61鍵のXP-10。
SC-55mkII互換の音源内蔵が内蔵されたマルチティンバー・シンセサイザーでした。

mu80201601

XG規格製品は1994年末に発売された第一号機MU80を1996年2月にDTMセットHello!Music!80で購入。

それまでカセットMTRやハードウェアシーケンサーを使っていましたがMU80購入を機にPCベースに移行。
このDTMセットだけでは生音はまだ扱えないのでZipMTRやMDMTRも併用して録音していましたっけ。

この時代のDTMはまだMIDIベースでした。

インターネットもその前身のパソコン通信が主流の時代。

NIFTY-Serveの掲示板にMIDIデータを作ってはせっせとアップロードして、他の方と自分のデータを比較しながら一生懸命に打ち込みしていました。

clp201601

当時使用していたシーケンサソフトはHello!Music!80に付属していた Cubase lite Plus!。

今のCubaseの面影があります。(^^)

しかしマウスベースの操作では打ち込みスピードに限界がありました。

rcp95

そこでシーケンサーソフトにレコンポーザを使用。

数値入力でMIDI情報を入力するので慣れれば相当の速さで曲を打ち込めました。

なにせ数を熟さなければ経験は増えないので、作っては掲載し、作っては掲載し。
掲示板でのやりとりでどうすればもっと良い感じになるのか意見を求めました。

諸先輩方からアドバイスを貰ったり、実際にデータを提供して頂いて、その中身を見て勉強したり。

たがだかDTMとパソコン通信にかなりの時間と電話代を掛けていました。(^^;

その交流の中で知り合った方々が作られたXG、GS規格のデータを貰ったり自分の作ったデータと交換したりしていたので、今でもかなりの数が残っています。

その後、MU500とUW500PLUSというオーディオインターフェイスを購入して、やっとMIDIと生音の録音が可能なDTM環境になった頃、年齢的にも仕事が忙しくなり、DTMや楽器から離れていきました。

再びDTMを再開した2010年頃。

「昔のデータを当時の音で聴いてみたい。」

しかし、当時の機器は中古屋さんであまり見掛けません。
見掛けても完動品でなかったり外観がボロボロ過ぎたり。
でも値段は足元見られている感があるし・・・。

あぁ・・・すみません。(^^;
ぐだぐだと長い前置きはいつものことなのです。笑

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ROLAND SOUND Canvas VA があれば少なくとも手持ちのGSフォーマットのMIDIデータは当時の音で聴ける訳です。

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この懐かしいオレンジのバックパネル。(^^)

YAMAHA MU系はオーケストラ音色とかエレピ音色が好きでしたが、RolandのGS音源はブラスとかシンセの音が好きでした。

オーケストラヒットの音もRolandの方がスピードがあって好みでした。

当時の私の勝手な印象は、しっとりYAMAHA。ハイファイROLAND。

(Hi-Fiって言葉使ったの久しぶりだ。笑)

SOUND Canvas VAを買ったらあの懐かしいオケヒ音入っているかな・・・。
もちろん入っているのですが。(^^)

私の知っているGS音源は SC-88Pro までなので、その後の音は知らないのですが、SOUND Canvas VAはハチプロ以降のSOUND Canvasで制作されたデータの再生にも対応しているそうです。

本題:ROLAND SOUND Canvas VA

rsc04

SOUND Canvas VA はSMF再生機能が搭載されていないので、DAWでMIDIデータを読み込む必要がありますが、昔のデータを当時の音で聴くことはもちろん、DAWソフトウェアと組み合わせることで、あの懐かしいGS音色で音楽制作が行えます。

インサーションエフェクトは64種類。

Windows/Macともに、Intel Core 2 Duo以上推奨ということは最近のPCなら全然OK。
しかし、メモリは4GB以上推奨なので32bitOSでは少々厳しいかもです。

「SOUND Canvas VAはプラグインをロードする際、多数のパラメーターを初期化して設定を読み込むため、プラグイン1基につき15秒前後の時間が掛かります。」

ROLANDのサイトではこのように書かれているので案外メモリ喰いなのかもしれません。

ハードディスク容量は250MB以上を必要としますが、最近の入門用シンセでも16bit リニア換算で200MB以下であることを考えると 1,600音色、63ドラムセットの音色を備えていることを思えば SC-8820、SC-88Pro は当時としてはかなり贅沢な音源だったということでしょう。

SC-88PRO vs MU1000 とか、最新GS音源 vs 最新XG音源とか。
DTM雑誌でよく企画されていました。(^^)

このオヤジホイホイ(失礼)にはいくつかの注意点があります。

Rolandのサイトでは、以下の注意事項が掲載されています。

・64ビットホストアプリケーションをお使いの場合、本製品の32ビット版をホストアプリケーションのBridge機能を使ってお使い頂くことはできません。
64ビット版をお使いください。

・ホストアプリケーションの仕様により、各トラックに入力されているシステム・エクスクルーシブ・メッセージをVSTiまたはAUプラグインへ、送信できないものがございます。

・SOUND Canvas VAはプラグインをロードする際に、多数のパラメーターを初期化して設定を読み込むため、プラグイン1基につき15秒前後※の時間が掛かります。

正常動作確認済みホスト・アプリケーションは、
[Windows]
・INTERNET Abilityシリーズ (32ビット版 / 64ビット版)
・INTERNET Singer Song Writer 9 Lite (32ビット版)
・Steinberg Cubase 8シリーズ (32ビット版 / 64ビット版)
・Steinberg Cubase 7シリーズ (32ビット版 / 64ビット版)
[Mac]
・Steinberg Cubase 8シリーズ (64ビット版)
・Steinberg Cubase 7シリーズ (64ビット版)
・MOTU Digital Performer 9 ※AU版のみ

各トラックからシステム・エクスクルーシブ・メッセージが送信できないホスト・アプリケーション
[Windows]
・Cakewalk SONAR PLATINUM / Professional / Artist(32ビット版 / 64ビット版)
・Ableton Live9(32ビット版 / 64ビット版)
・Ableton Live9 Lite(32ビット版)
・Presonus Studio One 3 Professional (32ビット版 / 64ビット版)
[Mac]
OS X 10.8.5 以降 / OS X 10.9 / OS X 10.10
・Apple Logic Pro X (64ビット版)
・Apple GarageBand (64ビット版)
・Ableton Live9(32ビット版 / 64ビット版)
・Ableton Live9 Lite(32ビット版)
・Presonus Studio One 3 Professional (64ビット版)
・MOTU Digital Performer 9 ※VST版のみ

コントロール・チェンジによるバンクセレクト、プログラム・チェンジが行えないホスト・アプリケーション
[Windows]
・Cakewalk SONAR PLATINUM / Professional / Artist(32ビット版 / 64ビット版)

オートメーションで扱えるパラメーターに制限があるホスト・アプリケーション
[Windows]
※つまみが存在するパラメーターのみ対応。
・Ableton Live9(32ビット版)
・Ableton Live9 Lite(32ビット版)
[Mac]
※つまみが存在するパラメーターのみ対応。
・Ableton Live9(32ビット版)
・Ableton Live9 Lite(32ビット版)

正しく認識されないホスト・アプリケーション
[Windows]
Windows(R) 7 SP1 / Windows(R) 8 / Windows(R) 8.1 / Windows(R) 10
※つまみが存在するパラメーターのみ対応。
・Ableton Live9(32ビット版)
・Ableton Live9 Lite(32ビット版)
[Mac]
OS X 10.8.5 以降 / OS X 10.9 / OS X 10.10
※つまみが存在するパラメーターのみ対応。
・Ableton Live9(32ビット版)
・Ableton Live9 Lite(32ビット版)

本製品が正しく認識されないホスト・アプリケーション
[Windows]
・MOTU Digital Performer 9 (32ビット版 / 64ビット版)

殆どが各ホスト・プリケーションの仕様による制限となっているようです。
なお、「Hyper-V、Virtual PC、Boot Campなどの仮想Windows環境ではお使いいただけません。」との記載があるのでここも注意点でしょうか。

私の場合、Windows10でも動作するようですし、Steinberg Cubase 8シリーズ  64ビット版なので、正常動作確認済みホスト・アプリケーションでした。(^^)

SOUND Canvas VAの購入方法

rsc05

SOUND Canvas VAはRoland Content Storeでダウンロード販売されています。

価格は15,120円で最大 3台までアクティベーションが可能です。

SOUND Canvas for iOS も発売されている

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iOS用のSOUND Canvas for iOSもあるようで、こちらは2400円とお手頃価格。(^^)

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Inter-App Audio、Audiobusに対応しています。

インサーションエフェクトの変更やパラメータのエディットはSOUND Canvas for iOS のアプリ上ではなく、MIDI シーケンサーなどから、System Exclusive メッセージを用いて変更するようです。

System Exclusive メッセージはSC-8820 に準拠しているそうです。

SOUND Canvas VA ではインサーションエフェクトの変更、パラメータのエディットは可能なようなで、SOUND Canvas for iOSとSOUND Canvas VAの仕様は異なるようです。

XG音源のVST版も発売してほしい。(ToT)

YAMAHAからもXG規格のVST音源が発売されないでしょうか。
気を長くして待ってます。

つい、懐かしくダラダラと書いてしまいました。(^^;

 

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