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Realtek ALC888

オンボードサウンドは、どの程度の性能なのか?

そこで、ラインアウトからマイクインにステレオミニジャックを接続して
一般的なサンプリング周波数とビットレートで測定してみました。

搭載されているサウンドチップは、Realtek ALC888 です。

Realtek ALC888
ダイナミックレンジは、44.1kHz/44kHz ともに 77dBを超えております。

THD は、Total Harmonic Distortion の略で、入力信号に対する歪で、
低い方が良いということです。

THD+Noiseは、THD に加えて相関性のないノイズを加えた値です。
これも低い方が良いです。

あとの測定項目は、ネットで検索してみてください。(^^♪

測定結果を見ると、
このマザーボードとRealtek ALC888+私の環境では
48kHz/24bit は苦手のようです。

44.1kHz/16bit と比較すると歪成分が多くなっています。

Frequency response(Realtek ALC888)
これは周波数特性の測定結果ですが、
44.1kHz/16bitがフラットな測定結果となっているのに対し
48kHz/24bitでは広域が少々暴れています。(^^;

Noise level(Realtek ALC888)
これは、ノイズレベルの測定結果です。
縦軸は同じですので、サンプリング周波数等によってノイズレベルが
変化することは無いようです。

Total Harmonic Distortion(Realtek ALC888)
これは、トータルハーモニックディストーションの測定結果です。
入力信号に対しての倍音を見ています。

この倍音成分が少ない程、入力信号に忠実ということができます。
やはり、48kHz/24bit は苦手の様です。

以前、「kHzとbitの関係」という記事で
44.1kHz は1秒間に44,100回の標本化(サンプリング)を行い、
48kHz は48,000回標本化すること、
16bit は、65,536段階で量子化するのに対し、
24bit は、16,777,216段階と256倍であると書きました。

理論上は、48kHz/24bit が良いのですが、使用環境を含めた実際は
「必ずしも48kHz/24bit が優れているとは限らない」と
いうことも出来ます。

これに加え、実際は出力されるスピーカー又はヘッドホンにも
影響されますし、何より「音」の善し悪しは数字では計り知れない
ものがあります。

今回の測定は「ものさしの一部」として何かの参考までに。

明日は、「VIA VT1828S」を測定してみます。
測定環境:
Windows7.64bit/グラボ無し

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