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PENTAX O-GPS1

2014/10/09

PENTAX GPS UNIT O-GPS1
PENTAX K-30 ダブルズームキットと一緒に購入したGPS UNIT O-GPS1。
テスト撮影は一番下に掲載しています。

GPS UNIT O-GPS1
位置情報の記録の他に、簡易的に天体を追尾した撮影ができるものです。

GPSユニット O-GPS1
GPSユニット O-GPS1には大きく3つの機能があります。

簡易的に天体を追尾する「アストロレーサー」、
現在地から目的地を直線的にナビする「直線ナビ」、
撮影時の方向を液晶モニタに正確に表示できる「電子コンパス」。

この3つのうち、PENTAX K-30で利用できる機能は
アストロレーサーと電子コンパス。

ogps104.jpg
GPSユニット O-GPS1は簡易防滴構造となっており、
単四電池1本で温度や電池の種類にもよりますが、
摂氏0度の環境でも4時間から9時間の動作が可能です。

エネループに代表されるニッケル水素電池では、
摂氏23度環境で約7時間、摂氏0度環境で約5時間です。

十分です。(^^)

いつもコンパスを持ち歩いている私。
コンパスを内蔵した腕時計を購入しようとしていたのですが、
検討していた腕時計+αでO-GPS1の価格になりますし、
なりよりK-30とK-50の差額でO-GPS1を買うことができました。

PENTAX K-30
K-30の本体に内蔵された素子シフト(手ぶれ防止/SR)機能を利用して
簡易的に天体を追尾するのですが、50mmレンズ使用時で300秒。

5分も追尾できれば上等です。
実際はもう少し短いと思いますが。(^^;

ogps112.jpg
イメージセンサーを天体に追尾させるなんて・・・・。
画期的ですね。(^^)

ogps111.jpg


キャリブレーションはGPSユニットを装着して、
カメラ本体を各方向にグルグルと180度以上
回転させることによって行うので至って簡単。

ogps113.jpg
うまくいかない場合は方向を変えて行うようなので、
GPS衛星が捕捉されている状況での設定なのでしょう。

訂正:GPS衛生を捕捉していなくてもキャリブレーションが
可能であるとメーカーサイトに記載がありました。

ogps114.jpg
室内ではうまくキャリブレーションできなかったのですが、
窓に近い位置で行うとキャリブレーションは簡単に終わりました。

リコー(ペンタックス)のサイトにO-GPS1を使った作例が
いくつも掲載されているので一定の目安となるでしょう。

K-30で利用できるもう一つの機能である「電子コンパス」

ogps115.jpg
いつも天体を撮影するのにコンパスを持って方角を探していたのですが、
O-GPS1ではカメラの液晶に正確な方位が表示されるので便利です。

磁気センサーも内臓されているので、
地磁気の方角とGPSによる現在地の「偏角」を計算して
「真北」を表示するというものです。

写真では「ココ」の場所が表示されるので、
GPSを捕捉できていない状況下で表示させています。(^^)

誤差は±5度と記載がありました。

ogps105.jpg
カメラに取り付けてグルグル回してキャリブレーション。
三脚に固定して方位を定め。

PENTAX K-30とO-GPS1
後は撮影するだけというシンプルな導入形態です。

赤緯90度では、
200mmの焦点距離で300秒、100mmで300秒、50mm以下で300秒。
赤緯45度では、
200mmの焦点距離で80秒、100mmで200秒、50mm以下で300秒。
赤緯0度では、
200mmの焦点距離で80秒、100mmで170秒、50mm以下で300秒。

これはメーカーサイトに記載のあるK-30/K-rでの目安です。

上位機種のK-5/K-5II/K-5IIsでは最大300秒は変わりませんが、
その他の数値は大きく上がっています。
上位機種の方が素子のシフト幅が大きいのでしょう。

代表的な88星座のうち赤緯0度~+90度の範囲で書けば、
いっかくじゅう座 赤緯0度
20時南中:3月3日・肉眼星数:101・星座面積:481平方度
わし座 赤緯+2.5度
20時南中:9月10日・肉眼星数:85・星座面積:653平方度
オリオン座 赤緯+3度
21時南中:1月27日・肉眼星数:152・星座面積:594平方度
こいぬ座 赤緯+6度
20時南中:3月16日・肉眼星数:32・星座面積:183平方度
こうま座 赤緯+8度
20時南中:10月5日・肉眼星数:10・星座面積:72平方度
いるか座 赤緯+11度
20時南中:9月26日・肉眼星数:26・星座面積:189平方度
へび座(頭部) 赤緯+11度
20時南中:7月12日・肉眼星数:78・星座面積:頭部429平方度
うお座 赤緯+13度
21時南中:11月11日肉眼星数:95星座面積:889平方度
おうし座 赤緯+15度
20時南中:1月2日・肉眼星数:118・星座面積:797平方度
しし座 赤緯+15度
21時南中:4月25日・肉眼星数:96星座・面積:947平方度
ペガスス座 赤緯+18度
20時南中:10月25日・肉眼星数:119・星座面積:1136平方度
や座 赤緯+18度
20時南中:9月12日・肉眼星数:20・星座面積:80平方度
おひつじ座 赤緯+20度
21時南中:12月14日・肉眼星数:66・星座面積:441平方度
かに座 赤緯+20度
20時南中:3月26日・肉眼星数:91・星座面積:506平方度
かみのけ座 赤緯+23度
20時南中:5月28日・肉眼星数:47・星座面積:386平方度
ふたご座 赤緯+23度
20時南中:3月3日・肉眼星数:106・星座面積:514平方度
こぎつね座 赤緯+24.5度
20時南中:9月20日・肉眼星数:52・星座面積:268平方度
ヘルクレス座 赤緯+28度
21時南中7月21日肉眼星数:177星座面積:1225平方度
うしかい座 赤緯+31度
20時南中:6月26日・肉眼星数:114・星座面積:905平方度
こじし座 赤緯+31度
20時南中:4月22日・肉眼星数:44・星座面積:232平方度
さんかく座 赤緯+31度
20時南中:12月17日・肉眼星数・21・星座面積:132平方度
かんむり座 赤緯+33度
21時南中:6月23日・肉眼星数:40・星座面積:179平方度
アンドロメダ座 赤緯+36度
20時南中:11月27日・肉眼星数:106・星座面積:722平方度
こと座 赤緯+36度
20時南中:8月29日・肉眼星数:52・星座面積:285平方度
りょうけん座 赤緯+40度
20時南中:6月2日・肉眼星数:41・星座面積:467平方度
ぎょしゃ座 赤緯+41度
21時南中:2月4日・肉眼星数:100・星座面積:657平方度
はくちょう座 赤緯+43度
20時南中:9月25日・肉眼星数:184・星座面積:805平方度
とかげ座 赤緯+45度
20時南中:10月24日・肉眼星数:49・星座面積:201平方度
ペルセウス座 赤緯+45度
20時南中:1月6日・肉眼星数:138・星座面積:615平方度
やまねこ座 赤緯+47度
20時南中:3月16日・肉眼星数:87・星座面積:545平方度
おおぐま座 赤緯+56度
20時南中:5月3日・肉眼星数:151・星座面積:1279平方度
カシオペヤ座 赤緯+62度
20時南中:12月2日・肉眼星数:106・星座面積:599平方度
りゅう座 赤緯+65度
20時南中:8月2日・肉眼星数:153・星座面積:1083平方度
ケフェウス座 赤緯+67度
21時南中:10月17日肉眼星数:117星座面積:588平方度
きりん座 赤緯+69度
21時南中:2月6日・肉眼星数:94・星座面積:757平方度
こぐま座 赤緯+78度
20時南中:7月13日・肉眼星数:32・星座面積:256平方度

赤緯は天の北極の赤緯を+90度とし、
天の南極の赤緯は-90度と表記します。

あまり北緯、南緯という呼び方をしませんが、
機材にそのような設定箇所があれば、
北緯は+側の赤緯、南緯は-側の赤緯のことでしょう。

肉眼星数とは国際天文学連合で星座のエリアを策定しており、
その中で5.5等星までの星を肉眼星数と呼んでいます。

実際の肉眼で見える星の数ではありません。
5.5等星まで肉眼で見える人や場所は少ないです。

また、南中時とは天体が日周運動により,
子午線(天球上で、天頂と天の北極を通る大円)を通過することを指します。

なお、上記の星座は、GPSユニット O-GPS1の説明で使用されている、
プラス方向の赤緯0度~90度に位置する星座を列挙しているだけなので、
日本で見れる星座という意味ではありません。

参考までにですが、国際天文学連合が定めた88星座のうち、
日本から見えない星座は、カメレオン座、テーブル山座、
はちぶんぎ座、ふうちょう座。

日本からは一部だけしか見えない星座は、
インディアン座、かじき座、きょしちょう座、くじゃく座、
コンパス座、さいだん座、とけい座、とびうお座、みずへび座、
みなみのさんかく座、りゅうこつ座、レチクル座です。

もちろん全部または一部見えるといっても、
観測する地域や場所によっても異なります。

ogps107.jpg
PENTAX GPS UNIT O-GPS1 は電池を入れても61gという軽さ。
こんな製品を作るPENTAXって面白いですね。(^^)

k3003.jpg
これで手持ちのデジタル一眼レフは3台となりましたが、
それぞれ特徴があるので、どれも手放したくありません。

CANON EOS Kiss X4は天体を動画で撮影するのに重宝する
クロップ動画機能がありますし、天体撮影用に改造するのに
人気があった機種です。(今でもかな?)

CANON EOS Kiss X5ではクロップ動画機能こそ外されましたが、
バリアングル液晶なので天頂付近の天体を撮影するときに
無理な姿勢にならずに重宝しています。

PENTAX K-30は冬に天体望遠鏡と接続して使用しても、
本体が81カ所にシーリングを施した防塵・防滴構造となっているので
夜露や結露時でもある程度安心でできます。

しかも、-10℃まで動作保証する耐寒性能も素敵です。
初期不良の確認のため、玄関前でキャリブレーションして使用してみました。

o-gps1001.jpg
320*200のサムネイルではよく判らないので、
クリックで4928*3264の画像にリンクさせています。

絞値f/4.5、ISO感度100、焦点距離35mm換算82mm(55mm)、露出時間120秒です。

o-gps1002.jpg
これもクリックで元のJPEGにリンクさせています。
絞値f/4.5、ISO感度100、焦点距離35mm換算82mm(55mm)、露出時間180秒です。

どちらもK-30のダブルズームキットに付属する
smc PENTAX-DA L 55-300mm F4.5-5.8 EDを使用しています。

赤緯と焦点距離の関係もあり、120秒では流れていませんが、
180秒では少し流れているようです。

適当にオリオン座の方に向けていたので赤緯は+3度~+7度の範囲だと思います。

メーカーの記載には、
赤緯0度で200mmの焦点距離で80秒、100mmで170秒、50mm以下で300秒。
55mmの焦点距離はPENTAX K-50では35mm換算で85mmに相当します。

100mmで170秒なら85mmで180秒の露出時間で少し流れているのは
妥当な結果だと思います。

ogps116.jpg
天体望遠鏡と接続しなくてもペンタックス K-30と
O-GPS1の組み合わせで簡単に遊べそうですね。(^^)

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