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モニター環境の改善1

2016/05/15

モニタースピーカー

モニタースピーカーの設置リスニングポジションについて。

我が家ではYAMAHA パワードスタジオモニター HS5を使っています。
デスクとの設置面にはaudio techica AT6089CKを使っています。

insulator2

インシュレーターについては過去記事Insulatorで書いていますが、
スピーカーのエンクロージャーとデスク接地面の間で起こる
不要な振動を制御するアクセサリーです。

moni20150427

モニタースピーカーを設置を設置する高さは
高域再生用のツイーターが耳の高さにくるようにすると良いです。

 

lp3

高域には指向性があるので、
耳の高さにツイーターがあるとスッキリ聞こえます。

 

lp4

そしてリスミングポジションは正三角形が基本。
定位や残響感が掴みやすいです。

 

lp01

背面バスレフ型のモニターを設置する場合は
壁から30cm程度離すと低音がスッキリします。

 

我が家の4つの問題点。

moni2015042702

4つの問題点をあげてみました。

1.背面バスレフなので壁からもう少し離す。
2.ツイーターを耳の高さに。
3.低音の跳ね返りの改善。
4.振動の制御。

 

改善方法:1.背面バスレフなので壁からもう少し離す。

moni2015042703

YAMAHA  HS5は背面バスレフなので、
無指向性の低音が壁面に反射して全体的にスッキリしないと感じることがあります。

HS5にはROOM CONTROLスイッチというものがあり、
500Hz以下を2dBカット又は4dBカットして
設置環境による低域の聞こえ方を補正することができます。

しかし聴いた感じではもう少し壁と離すか、
壁に吸音材を貼った方が良さそうな感じがします。

これは後の2~4との兼ね合いもあるので最終的に音を聴いて判断です。

改善方法:2.ツイーターを耳の高さに。

これはスピーカースタンドを使うしかありません。(^^;

これによって指向性のある高域の聴こえ方が随分と変わってきます。

また、スピーカースタンドを使用することで
ウーハーからの低域がデスク面で反射して低域が濁ったり、
スピーカーのエンクロージャーやデスク面で
不必要な振動を発生させないことにもつながります。

改善方法:3.低音の跳ね返りの改善。

これもスピーカースタンドを使用してウーハーの位置を上げます。

改善方法:4.振動の制御。

これもスピーカースタンドとインシュレーターで改善できます。

 

我が家の場合はスピーカースタンドを買えってことか・・・・。

スタンドを使用して低域の跳ね返りと振動制御を行うことで、
壁面から距離をもう少し取るか、
壁に吸音材を貼るかを検討したいと思います。

 

実験してみよう。

リスミングポジションを正確にして、
スピーカースタンドやインシュレーターを使うと本当にモニター環境が改善するのか。

これは簡単です。(^^)

1.右のスピーカーはデスク面に直置き。
2.左のスピーカーはツイーターが耳の高さにくるように物の上に置いてみる。

DAWで作った曲をモノラルで書き出して、再びDAWに読み込み。
そして更に複製して同じトラックが2つの状態に。

一方をL、一方をRに。

しかしこれではクリップしてしまうので、
クリップしないようにL/R同じだけフェーダーを下げます。

さてこれで準備は完了。(^^)

片方のトラックをミュートして
左右のモニターの音を交互に聴き比べてみましょう。

1.右のスピーカーはデスク面に直置き。
2.左のスピーカーはツイーターが耳の高さにくるように硬い物の上に置いてみる。

まずは高域と低域の聴こえ方を聞き比べてみましょう。

次はステレオトラックを使用して、
デスクに[直置き]と[耳の高さで]の2パターンで
左右のスピーカーのセッティングを揃えます。

・どちらの方が定位が判りやすいですか。
・どちらの方が広がりが判りやすいですか。
・どちらの方が奥行きが判りやすいですか。
・どちらの方が低域がクリアですか。

変わらないなら不必要な投資は必要なし。(^^)

インシュレーターですが、
スタンドを使用した方が良さそうな場合は、
先にスタンドを購入しましょう。

そしてスタンドの上にインシュレータの替わりに
十円玉を置いてスピーカーを設置して音を聴いてみます。

これで変わるようならインシュレータはあった方が良い。

変わらないならスタンド自体がしっかりしているので
特にインシュレーターまで必要ない。

インシュレーターの価格はピンキリですし、
効果の程は設置環境や機材にもよります。

価格が高ければプラシーボ効果も自動的に発動します。(^^)

何事も費用対効果なのです。

モニタースピーカースタンドにせよインシュレーターにせよ、
僅かな差ならそんなにコストをかける必要はありませんし、
その差が判ればDAWで補正するれば良いとも言えます。

 

ついでに。

スピーカースタンドは硬い材質のものか
設計がキチンとされているものが良いです。

硬い木と柔らかい木。
どちらが良く振動しますか?

 

Fender USA FAT FINGER GTR

ギターパーツあれこれで書いた「Fender USA FAT FINGER GTR」

ヘッドに装着すれば「ロングトーンと類まれなトーンを
簡単に得られる商品です。」との記載があります。(^^)

これは硬い金属をヘッドに使用することでヘッドの振動を抑制します。

結果、ネックに伝わる振動量が増えて「ロングトーン」

話が横道に逸れました。(^^;

不必要な振動が起こりにくい、伝わり難いという意味では
硬い材を使用したスタンドが好ましいです。

作用反作用というのかどうかは知りませんが、
スピーカーが前に動いて音が出るということは
スピーカーの後ろにもエネルギーが発生していることになります。

戦争映画でバズーカーを撃っているシーンでいう「反動」でしょうか。

やはりスピーカーキャビネット(エンクロージャー)や
スタンドは硬くしっかりとしたものが良さそうです。

もちろん、「逃がす」「コントールする」という考え方で
設計されたものはこの限りではありません。

追記:モニター環境の改善 番外編IsoAcoustics ISO-L8R155
モニター環境の改善2に続きます。

 

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