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HS撮影

先日は長い時間を短い時間で再生する微速度撮影について書いたので、
本日は短い時間を長い時間で再生するHS撮影について書いてみます。

HS(High Speed/ハイスピード)撮影とは
1秒に沢山記録して再生時には普通に再生すること。

バッターがボールを打つ瞬間、水風船が割れる瞬間、
水滴が落ちる瞬間。これらのスロー再生をテレビで
見たことがあると思いますが、これらはハイスピード
カメラで撮影された映像です。

大変高価なハイスピードカメラですが、
実はコンパクトデジタルカメラにも
備わっている機種があります。

動画のサイズや記録できる秒数に制限がありますが、
気軽にハイスピード動画を楽しめます。

通常の動画は1秒間を30のフレームで構成しています。
30fpsといいます。
※24fpsの設定がある場合もあります。
※正確には29.97fps、23.976fpsです。

これを数百fpsで撮影します。
数値が上がるほど記録画素数は小さくなり、
横長になっていきます。

hs01.gif
例えば240fpsで撮影すると1秒間に240枚記録されるので
通常の30fpsと比較して8倍もの記録を行なっていることになります。

hs02.gif
再生の際には1秒間に30fpsで再生されるので、
240fpsであったなら8倍速スローで再生されることになるのです。

撮影の注意点は先に書いたように記録するfps数を上げると
記録画素数は小さくなり、横長になります。

また、通常のカメラ撮影と同じでシャッタースピードが
上がると取りこむ光が減少し写真は暗くなります。

ハイスピード動画の撮影も同じで記録するfpsが上がるにつれ
被写体は暗く映るので、明るい場所で撮影するかライト等を
使用して明るい場所で撮影を行う必要があります。

そして音声は記録されません。

コンパクトデジカメではCASIO製のコンパクトカメラが
この機能が充実しています。

例えば、CASIO EX-ZR200 では、
224*64 1000fps
224*160 480fps
512*384 240fps
640*480 120fps

CANON PowerShot SX260HS では、
320*240 240fps
640*480 120fps

富士フイルム Fine Pix F770EXR では、
640*480 80fps
320*240 160fps
320*112 320fps

既に発売から月日が経っているか
新製品が出た後の型落ち機種なので
安価に購入できる機種を上げてみました。

このブログ用の写真を取っている CANON IXY 30S は
2010年5月27日に発売されたコンデジですが、
320*240 240fpsのハイスピード動画が記録可能でした。

昨日書いたタイムプラス撮影も
今使っているVictor Everio GZ-HD500(2010年02月12日発売)が
撮影間隔1~80秒で99時間の撮影が可能でした。

この記事を書くために手持ちの機器を確認して
初めてその機能が備わっていることを知りました。(^^;

機器を買っても説明書が入っているビニール袋すら
開封しない私ですが、時には説明書を読んでみるのも
悪くないと思った今日この頃でした。

何かの参考までに。

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