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ヘッドルーム

ヘッドルーム

DTMをやっていると、よくヘッドルームという言葉を耳にします。

このキャプチャでは各トラックでは-4.5dBですが、
ステレオアウトでは0dBとクリップ寸前となっています。

いわゆるヘッドルームがゼロの状態です。

clip

ダブルトラックサイドチェインでも書いていますが、
同じ音量のものを2つ重ねると3dBプラスされます。

計算式は「音圧加算式」、「合体音」で検索すると
計算式が見つかると思います。

例えば先のキャプチャの状態でコンプレッサーを掛けたとしましょう。

マルチバンドコンプレッサー

マルチバンドコンプレッサーなら、
周波数帯によって個別に動作するので良いのかもしれませんが
そのプラグインのオイシイところは出せないかもしれません。

各トラックにアサインすれば-4.6dBのヘッドルームがありますが、
ステレオアウトでは既にヘッドルームがありません。

各トラックのコンプによって音圧が上がった分、
それぞれでフェーダーを下げて
ステレオアアウトのクリップを防止します。

DAWの内部処理32bit-floatの段階ではクリップしていませんが、
32bit-floatのままで書きだすことは少ないでしょう。

16bitないし24bitで書きだした際にクリップしています。

「いや、ステレオトラックにリミッター掛けてやる!」

音が潰れます・・・。(^^;
結果的にロックなら多少その方がカッコ良い場合もありますし、
ケースバイケースです。(^^;

hr02

今度はステレオアウトに-5dB程度のヘッドルームがあります。

これなら音圧に係るプラグインをステレオアウトにアサインしても
5dB分の動作が可能になります。

ステレオトラックにマキシマイザー系のプラグインを掛けると
音が潰れたり濁ったりするのは0dBクリップしないように
プラグインが動作しているからです。

ヘッドルームに余裕があると雰囲気を残したまま、
程よく全体の音圧を上げてくれます。

基本的なミックスあっての最終トラックと言われますが
まさにそのとおりですね。

 

最終トラックで音圧系のプラグインを使用して、
プリセットを変えてもあまり雰囲気が変わらない、
または濁る、潰れると感じた場合は
ヘッドルームを作るようにすれば解消されるかもしれません。

ヘッドルームがないとマスタリングするスペースがありませんし、
逆にありすぎるとS/N比が悪くなります。

S/N比は信号とノイズの差なので
ヘッドルームを多く取りすぎると信号とノイズとの間隔が狭くなる。
=S/N比が悪くなるということになります。

なんだかんだと言っても、
最終的に音楽なんて聞いて気持ちよかったらOK。

知っておいても損はない程度の話でした。(^^)

 

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