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CPUクーラー

CPUクーラの仕組みについて。

CPUを購入すると、多くはCPUクーラーも付いています。
しかし標準のCPUクーラーでは音が大きい、
高クロック時に冷えない等の理由により別途購入する場合もあります。

CPUクーラーの仕組み
CPUクーラーの仕組みですが、
標準のクーラーではヒートシンクを直接ファンの風で冷やすタイプが殆どですが、
市販品のクーラーは、ヒートシンクにヒートパイプが付いており、
このヒートパイプがフィン状のヒートシンクに繋がっています。

ヒートパイプの中には特殊な冷却液が入っており、
この冷却液が気体化したり液体化して熱を熱を運びます。

もちろん、ヒートパイプそのものも、銅等の熱伝導率の良いものが
採用されており、熱をフィンに運んでいます。

こうして運ばれた熱をファンで冷やしているのです。

CPUよりの熱はCPUと面したヒートシンクに伝わり、
ヒートパイプとその中の冷却液によりフィンに運ばれ、
ファンの風により冷やされる。

このような仕組みになっています。

水平に置かれたマザーボードでは冷却が良いですが、
タワー型ケースの様に、垂直にマザーボードがある場合はどうでしょう。

CPUクーラーの向き
Aが水平にマザーボードがある場合のCPUクーラーです。

Bでは、気体化した冷却液がファンにより冷やされ、
液体化した時にCPUと接した部分に重力の関係でうまく戻れません。

この場合は毛細管現象を利用して循環することになります。

Cでは、気体化した冷却液が液体となった時にCPUに面した
シートシンクと逆の端で液体となってしまいます。

この場合も毛細管現象を利用して循環することになりますが、
Bよりも分が悪いようですね。

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に。
お風呂と一緒ですね。

PCケースのエアフローも下から上に
気流を整えた方が冷却には好ましいのです。

Cであれば背面排気であっても上面排気であっても、
暖かい空気を排気方向とは逆方向に流しています。

ここではイラストを作りませんでしたが、
CPUファンのエアフローを背面に向けて横に設置か、
イラストBのように上に空気を送った方が冷却が良いように思います。

DAWでもVSTeやVSTiを多く起動すると、
CPUの処理は相当なものとなり、放熱もかなりのものとなる場合があります。

映像処理やエンコードでは更にCPUパワーが必要となります。

これから自作を始められる方は、ケース内のエアフローの改善も
考慮して組み立ててみては如何でしょう。

また、メーカー製PCでもノート・デスクトップを問わず、
本体から放熱するファンの部分がホコリだらけになっていることが多いです。

もうすぐ年末がやってきます、時には掃除をしてあげましょう。(^^♪

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