・作曲/理論/音響

Circle of Fifths

2014/10/12

5度圏について書いてみます。

5度円、5度環、Cycle of Fifths(5th)、Circle of Fifths(5th)とも言いますし、
5度(五度)ではなく4度(四度)と表現されることもあります。

この円を使うと作曲や既存曲の採譜を行うのに、非常に便利ですし、
これまで覚えた理論的なことについて、更に理解を深めることもできます。

Circle of Fifths(5度円)
この5度圏ですが、左周りに読むと強進行に並んでいます。

CはFに強進行、CはGに強進行されます。
外円はその調でのシャープ、フラットの数です。

調を決めれば#や♭の数が解りますし、
譜面の#や♭の数を数えれば調が解ります。

また、ある程度楽器が弾ける方では、
テレビやCDに合わせて適当に音階を弾けば、
使える音と、使えない音が感覚的に解ると思います。

その際に、#や♭で弾いている音の数を数えると
その曲の調が解ります。

この5度円中段には長調、中心側では短調が記されています。
これにディグリーネームやダイアトニックコードを当てはめれば、
苦手な調での曲作りも簡単です。

そしてⅠはトニック(T)でもあるので、表のCをルートをすると、
右側に五度(Ⅴ)、すなわちドミナント(D)があります。

左側には四度(Ⅳ)、すなわちサブドミナント(SD)が表現されています。
(参照:トニック等について)

3コードを使った曲を作るのに調を決めれば、すぐに3コードが解ります。

ルート、Ⅰ、T(トニック)、調。
5度円を使えば、これらを直ぐに知ることができます。

なぜ5度円と呼ぶのか。
右隣が常に5度の関係であることから5度円等と呼ばれているのです。

それでは、なぜ4度円などと表現されることがあるのか。

最初の挿絵を見られた方の中で、違和感を覚えた方はいらっしゃいませんか?
それは最初の挿絵は鍵盤弾きの方に多い5度円の書き方だからです。

5threv.jpg
ギターでは上の挿絵の様に逆を使うことが多いのです。
(再度作るのが面倒なので反対にしているだけです。)

何故かは解らないので聞かないでください。(^^;

右隣は4度の関係になりますね。
これが4度円等とも呼ばれる理由となります。

長調と短調の関係について、
#と♭が0の位置にあるものはCとAmです。
ソロなどを弾くときに使える音が一緒ということになりますね。

そして、モードやスケールというものがあります。
チャーチモードが簡単なのでチャーチモードで説明すると、
CチャーチモードでCから始まるスケールは、ドレミファソラシド。

これをアイオニアンスケールといいます。

Aから始まるとラシドレミファソラ、エオリアンスケールです。
AmでAをルートとすると、どう並ぶのでしょう。

なんとなく、スケールやモードに興味が湧いてきませんか?

今回は解りやすくCを基準に挿絵を作りましたが、
挿絵の円部分をクルクル回せば、どの調でもトニックやドミナント、
ディグリーネーム、ダイアトニックが解ります。

長くなるので最後に一つだけ、裏コードについて簡単に書いてみます。

代理コードと呼ばれることもありますが、なぜ裏コードと呼ばれるのか。
裏コードと呼ばれるものは、ドミナントにおける代理コードを指しています。

5度円を見てみると、CのドミナントはG(G7)、Gの反対側にあるもの、
すなわち、裏側にあるものはD♭(D♭7)。

D♭7はCのダイアトニックコードではないので、代理コードとしては
あまり思いつきませんが、このようにダイアトニックコード以外からでも
使えるコードもあるのです。

裏コード=ドミナントに対する代理コードでダイアトニックコード以外のもの。
こんな感じでしょうか。

もうすぐ冬休み。
休日中の工作として、クルクル回る5度円を作ってみては如何でしょうか。

何かの参考までに。

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