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ケーブル作成の注意点

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今月になってDTMデスクを新調し、配線取り回し距離に変更があったので配線を作り直すことに。

これまで使っていたケーブルと同じMOGAMI2524を35m購入。

プラグは大量作成でも安価でしかも作りやすいTOMOCA JS-101にしました。

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更に本数が増えたケーブル群

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上の写真は「DTMデスクを快適に」の時に作ったケーブルですが、今回は更に使い勝手を改善したので本数が増えました。

アンプシミュレーター等はオーディオインターフェイス機能を利用して録音していたのですが、今回はラインアウトやバランスアウトからの信号も録音できるようにしました。デジタル臭さが気になる時の選択肢です。

またUSBではなくコアキシャルタイプのデジタル出力が利用可能な機器では、それも利用して録音可能な配線に変更しました。

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ケーブル/シールド作成の注意点

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過去にギターやベースのケーブル(シールド)作成について何回か書いているのですがおさらいです。

作成したケーブルを使用しても音が出ない。

原因はハンダ付けの段階で線材のホットとグランドが接触していることが多いでしょうか。

あとは付いたと思っていたハンダが浮いてしまっていたとか。

いや、ハンダ付けに問題は無く、ケーブルの断線も無い場合はシールド(ケーブル)の構造を見てみましょう。

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写真はMOGAMI2524の断面です。

カナレ GS-6も同じ構造なので参考になります。

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被覆を切除するとシールド線があります。

これが網構造になっているものがカナレ GS-6等です。

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シールド線の下にはマイクロホニックス防止対策の為の黒い導電性ビニールの層が入っています。

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黒い導電性ビニールの層の下には絶縁体のポリエチレンに包まれた芯線があります。

黒い導電性ビニールの層と芯線が接種したりハンダで繋がるとショートした状態になります。

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黒い導電性ビニールの層は剥がしておきましょう。

カナレGS-6も同じです。

テスターを使った導通テスト

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ケーブルを作成したら導通チェックを行いましょう。

アナログテスターでは「Ω」のX1kにセットします。

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チップとスレーブで針が振れていないので「ショートしていない」ことになります。

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ケーブルの両端のチップとチップ、スレーブとスレーブでチェックします。

今度は針が振れているので「導通」していることになります。

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デジタルタイプのテスターでは、

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「導通」のモードがあり、音や表示などで知らせてくれます。

ギターのサーキット交換やピックアップのポラリティを確認するのにテスターがあれば便利です。

アナログとデジタルの両方があれば更に便利です。(^^)

ソルダーレス

最近ではハンダを使用しないソルダーレスのケーブルがあります。

そもそも信号を伝達するのにハンダは抵抗となる邪魔なものなので、純粋な「伝達」という意味では使用しないにこしたことはありません。

使用するハンダ線によって音が変わるとかいう話もありますし、様々な解説付きで楽器用のハンダ線が販売されていることも事実です。

私はアンプシミュレーターを使用しているので半田の違いによる音の変化が判る環境にはありません。

ケーブルもなるべく短いものを使用していますし。

計測すればケーブルの違いやハンダの「差」は確かにあるのですが、弾いた本人は判っても聞いた誰かはその僅かな違いに気づかないでしょう。

楽器の経験がある人なら違いに気づく確率は高いですが、曲を聴く人が皆楽器経験者ではありませんし。

私の趣味レベルの機材環境と音量での話ですので、もっと解像度の高い機材や実機のアンプを使用している場合はこの限りではありません。

ソルダーレスの方が高いですけど「楽」です。(^^)

モダンな音ならソルダーレス。

クラシカルな音ならハンダを使う。

私のイメージはこんな感じです。(^^)

 

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