・作曲/理論/音響

絶対音感と相対音感

2014/10/20

今回は絶対音感についてです。

ピアノ
絶対音感は、音を聞いて音階を当てることができる
能力として知られています。

この能力は、3歳~5歳までの間に訓練する事で習得できる事が多く、
またこの年齢を過ぎると習得が困難であることも知られています。

その音を聞いて音階を理解する絶対音感に対し、ある音と比較し、
その音の高低から音階を得る能力を相対音感といいます。

絶対音感が養われる幼少期、ピアノであれば白鍵盤を主体とした
曲を弾くことが多いので、絶対音感は白鍵盤の音に対して有効であり、
黒鍵盤の音に対しては、前後の白鍵盤の音階と間違えることも
あるようです。

これは、聞いた音を「音階」や「周波数」によって判断しているのではなく、
感覚的な響きを幼少期に習得し、これに準じた答えを出しているのでは
ないかと思われます。

絶対音感の持ち主でも、踏切の遮断機の音やコップを叩く音の音階は
判らなくても、「ピアノなら判る。」この様な方が多いです。

絶対音感を持っている(自称)方に、間違えやすい音、判らない音を聞くと、
・ピアノ以外の楽器
・ピアノの黒鍵盤
・ピアノでも普段あまり使わない低域と高域
・打楽器
・電子楽器
・効果音
・会話の音
このような答えが返ってきました。

このことからも、やはり幼少期に習得した響きから
判断しているのかなと思うのです。

また、絶対音感を発揮できる上限は4kHzといわれています。

以前、4kHzの壁で書いたように、
人間の耳が音階として感知できる上限が4kHzといわれているので、
絶対音感の発揮できる上限が4kHz付近であることも納得です。

前にも書きましたが、88鍵のピアノの最高音が約4kHzです。
やはりピアノってすごい楽器です。

良く考え、計算され、設計され、伴奏とメロディを同時に弾くことができ、
しかも最大発音数は10音。

楽器の中で一番オクターブが広いのもピアノではなかったかと思います。

ちなみに私は相対音感です。

テレビで流れているCMの曲を真似て伴奏は弾けますが、
最初にキーを探ってから弾いています。

このあたりが正に相対音感ですね。(^^;

テレビの音とギターの音を比較し、
弾いている音が低いか高いかを判断しているのでしょう。

どこか数ヶ所キーが合えば、
あとはこれまで覚えた循環コードやディグリーネーム、
経験上の勘(笑)などで、テレビと合わせて弾くことができます。

でも、弾き慣れていない曲調やジャンルが違うと、
結局、探っているうちに曲が終わってしまう事もしばしばです。

皆さんは、絶対音感ですか? 相対音感ですか?

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