・楽器/エフェクター

弾き比べ

2014/10/21

さて、本日は3本のギターの弾き比べです。
最初からお断りしておきますが、長文です。(^^;

バッカス BST-350R LPB
使用したギターは、
Ibanez:j.COSTOM RG8270F(写真左)
SCHECTER:PT COSTOM(写真右)
Bacchus:BST-350R(写真中央)

先日の写真を使い回しです。

ことの発端は、
シングルとハム、又はハムのタップではどのように違うのか。
高価なギターと安価なギターではどうなのか。

実際、どれも良いギターなのですが、良い音、悪い音とは
関係なく、客観的なデータとして周波数特性を見てみます。

まずは、クリーントーンから。
すべて、3フレットセーハのGでリアピックアップのみ測定しています。
使用したDAWは CUBASE6、VSTプラグインは、VoxengoSPAN です。

アイバニーズ RG Jカスタム クリーントーン
Ibanez:j.COSTOM RG8270Fです。
100Hz付近の山が6弦3フレット「G」の実音です。
実音の山がハッキリしています。

シェクター PTカスタム クリーントーン
SCHECTER:PT COSTOM です。
6弦3フレット「G」である97.9Hzの実音がハッキリしています。
実音は6弦~1弦までフラットに近いですね。
倍音はRGの方が豊かでしょか。

シェクター PTカスタム クリーントーン タップ
SCHECTER:PT COSTOMのリアをタップにしてみました。
各音の粒立ちが均一という特性は変わりませんが、
タップの方が倍音豊かです。

バッカス ストラト クリーントーン
Bacchus:BST-350Rです。
出音の印象とおり、本家ストラトよりピークが高域寄りと
感じたのは、倍音成分が実音に負けていない性ですね。

それと、ストラトは他の弦と比較し、1弦が引っ込んだ特長を
有している場合がありますが、このギターは逆に391.9Hzである
1弦の3フレットGが際たってます。

これも本家と特性が大きくことなるところです。

どうでしょう。
グラフ両端にノイズ成分はなく、
安いギターにしてはクリーンなギターと言えます。

ここから、アンプトーンです。

アイバニーズ RG Jカスタム アンプトーン
Ibanez:j.COSTOM RG8270Fです。
中域にピークがあるので、アンサンブルで活きるギターと言えます。

シェクター PTカスタム アンプトーン
SCHECTER:PT COSTOMです。
ここまで書いて思いました。
先ほどのクリーントーンはバイパスです。ギター本来の音です。

アンプトーンは、アンプシミュレーターを使ったので、
RGとPTの特性が同じようにエフェクトされているようです。(^^;

ここから先は参考までに。

シェクター PTカスタム アンプトーン タップ
SCHECTER:PT COSTOMのリアをタップです。
これも特性が一緒ですね。(^^;

聞こえてくる音は、違うのですけど周波数特性は
同じ様にシミュレートされてます。

バッカス ストラト アンプトーン
Bacchus:BST-350Rです。
シングルまで特性一緒ですね。(^^;

安いギターの音が昔より遥かに良いのは、
こういったエフェクターの進歩もあるかもしれません。

クリーントーンはバイパスなのでギターの特性は出ていますが、
エフェクターを入れるとダメですね。これでは比較になりません。

使用したのは、PODxtです。
逆に考えれば、アンプシミュレーターの威力は凄いという結果です。

シミュレート精度が良ければ、高価なアンプの特性のまま、
練習もできますし、録音もできるのです。

でも、実際問題として周波数特性は同じでも3本とも出音は異なります。
同じ440Hzでもピアノとギターでは聞こえる音が違うのと一緒ですね。

周波数の結果は、音の良し悪しと関係ありませんが、
アンサンブルを考えるときや、音の抜けを考えるヒントにはなります。

また、今回は静止画キャプチャを掲載しておりますが、
DAWで動作しているVSTプラグインを見ていると、
アタック直後の動きに個性がありました。

たとえば、アタックの後、高音の実音から低音の実音、
その間に高音の倍音が立ち上がる特性もあれば、
中高音の実音と同じ速さで倍音が立ち上がってくるものもありました。

逆に低音の実音から立ち上がってくるパターンもあり、
けっこう勉強になったというか、楽しめました。(^^;

これまで、RGは音抜けが良いのでアンサンブルの中で
埋もれそうなフレーズを弾くときにチョイスしていました。

今回の結果で、特性のピークが中音にあり、音量を上げても
低音、高音が他の楽器の邪魔にならないことが視覚的に理解
できました。

PTは、低音のパワーコードにガッツがあるやつだと
思っていましたが、それが証明されました。

それと、各弦のバランスが良いので、揺らし系やディレイとの
相性はRGよりも良いのかもしれません。

STは、シングルコイルだけあって、
アタックからピークレベルへの到達時間が
手持ちのハムと比較して圧倒的に速いです。

倍音の立ち上がりも相当速いので、
コードワークはシングルと言われるのが判ります。

ハム、タップ、シングルを搭載した3本のギターの特性が
視覚的にも判ったので、今後それぞれのギターの使い方も
変わってくるかもしれません。

何かの参考までに。

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