・DAW

リアンプ

2014/10/11

ギターやベースを録音する際に、
リアンプ、リアンピングという手法があります。

まずは、ギターなどのハイインピーダンス楽器を
ダイレクトボックス(D.I)などを経由して、
ミキサーなどが受けれるローインピーダンスに変換します。

ローインピーダンスはハイインピーダンスと比較して
ノイズの影響を受け難いことが特徴です。

このギターなどからの「素」の信号を、
そのままDAWに(録音)記録します。

素の音を聞きながらでは録音時に気分が乗らないので、
CUBASEではダイレクトモニターボタンとVSTeで
エフェクト音を聞きながら演奏します。

ハードウェアのアンプシミュレーターを利用しても
エフェクト音を聞きながら素の音を記録できる機能を
有する機器も多くあります。

これで「素」の音が録音できます。

あとはゆっくりVSTe(VSTエフェクト)で音色を作るも良し、
ハードウェアのアンプシミュレーターを利用しても良しです。

このようにする事で、後から音色を変えたいと思った時に
再度ギターを録り直さなくても良いのです。

これを広義な意味で「リアンプ」や「リアンピング」といいます。

実際のリアンプは、DAWなどに記録した信号を実機のアンプで鳴らし、
マイクで拾った音を再度DAWに録り込むことを指します。

ここで一つ疑問です。

ギターからDAWに録音する時には、オーディオインターフェイスの
Hi-Z端子やダイレクト・ボックスを使用した音を録音すれば良いです。

ギターのエフェクターをOFFで使用してもインピーダンスは変換されます。
(トゥルーバイパスタイプではD.Iが必要)

では、リアンプの際、DAW・ミキサーなどから出力される
ローインピーダンスのギターの素音を、ハイインピーダンスの
ギターアンプに接続して良いのか。

結論からいえば多くの場合問題ありません。

何故かと言えば、
ギターアンプを使用する際でもコンパクトエフェクターを使用します。

この際、エフェクターがONであろうがOFFであろうが、
トゥルーバイパスタイプのエフェクターでないかぎり、
ハイインピーダンスからローインピーダンスに変換されています。

ハイインピーダンスのままギターアンプに信号が送られるのは、
ギターの直差しかトゥルーバイパスタイプのエフェクターが
OFFのときだけです。

なので、ローインピーダンスであるDAWからの信号が
ギターアンプに流れても「通常」はなんら問題ありません。

ギターの音作りに時間を掛けたい場合、
リアンプ(リアンピング)の手法を使ってみては如何でしょうか。

「ギタートーンを変えたいけどもう一度弾くのが面倒だし時間が掛かる。」
こんな気持ちから解放されます。

それでも、「ギターアンプ本来の音を限りなく追及したい!」
この場合は、逆D.I機器を使用し、
ローインピーダンスをハイインピーダンスに変換する機器もあります。

REAMP社のREAMP V2  4万円弱
RADIAL社のX-AMP 3万円弱
RADIAL社のPRO RMP 1万円強

これらの機器を使用すると、
ローからハイにインピーダンスを変換することができます。

ソフトウェア・ハードウェアのアンプシミュレーターを
利用したこの手法は今では一般的となっていますが、
実際のギターアンプを鳴らしてマイク録りするのは
住宅環境的に困難な場合もあります。

実際に音色を作りながら何回も弾いてギターを録音するよりも、
リアンプに要する時間は掛からないので、素の音は家で録音し、
スタジオでリアンプ音を録音すれば、スタジオに要するコストは
少なくなると思います。

何かの参考までに。

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