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ミラーニューロン

2014/10/28

ニューロンというタイトルで脳からの指令から
体が動くまでの時間が0.5秒必要であり、
経験により0.2秒に短縮できること、
経験により更に補正できることを書きました。

指令のメカニズムを簡単に書くと、
脳内の細胞であるニューロンが発火により電位差を生じさせ、
シナプスにより伝達される「電気信号」が神経を通じて
筋肉を収縮させ、そして手を動かしているのです。

余談になりますが、神経繊維の太さや有髄、無髄の違いにより
伝達スピードは異なりますが、速いもので秒速120mなので
時速に換算すると約430キロ、遅いもので秒速50cmなので
時速にすると1.8キロとなります。

痛覚や反射神経は0.5m/s~2m/s、
運動神経では70m/s~120ms位です。

話を戻します。

0.5秒ないし0.2秒を短縮させるために、
発火タイミングを必要時間分「早く」するために
経験が必要なのです。

この発火タイミングを早くすることができる「経験」は
なにも楽器を「弾く」経験だけではありません。

ミラーニューロンによって弾かなくても
「経験」と同じような効果を得る事ができます。

ミラーニューロンとは、「他の者の行動を見ると
自分の脳内のニューロンが同じ活動を示す。」というものです。

これは相手の行動や意思を理解する手助けになっており、
コミュニーケーションに役立っていると考えられています。

ならば、誰かが演奏しているのを見れば、
その演奏者の脳内でのニューロンの活動が、
自分の脳内でミラーニューロンとなって現れる。

楽器を弾いてなくても楽器を弾いていると同じニューロンの活動が、
ミラーニューロンとして現れ、自らの経験値を僅かながらに蓄えていると
考えることができます。

イングウェイ・マルムスティーンの演奏を見ている時は
自分の頭の中で彼と同じニューロン活動が現れているのでしょうか。

未経験の領域であれば「ミラー」とならないのでしょうが、
それでも全てが無効という訳でもないでしょう。

そして、ミラーニューロンをより活発なものとする為には
「距離」が影響しているようです。

脳内では距離を、身体近傍空間(手の届く距離)と
身体外空間(手の届かない距離)に区分けしているようで、
身体内空間ではより活発にミラーニューロンとして現れるようです。

本来は他者の行動を理解する為に行なっているようですが、
他者の行動を理解し次にどのように反応すべきかも同時に
行なっているという説もあるようです。

話を戻すと、
自分で練習し経験を蓄積することが一番大切ですが、
それを冗長する為に、他者の演奏を映像で見たり、
また実際に見たりすることも大切ということですね。

何かの参考までに。

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