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マイクについて2

2014/10/08

今回はマイクの種類1(リンク付)に続いて、マイクの種類について少し掘り下げて。

マイクについて
ダイナミック型マイクの仕組みですが、ダイナミックマイクは空気の振動(音)を
振動板で拾い、振動板の振動が磁石とコイルによって電気信号に変換されます。

極めて単純な構造であるため、耐久性は高いです。

また、その構造上から高音域は苦手です。

ホームユースやカラオケに多い、比較的安価なダイナミック型マイクですが、
あなどることは出来ません。

ボーカル用マイクで有名な SHURE SM58 はダイナミック型マイクです。

なぜ、コンデンサー型マイクの方が高域特性にも優れているのに
SM58に代表されるダイナミック型をプロが使うのか。

「用途に応じて」が答えです。

前回もふれましたが、コンデンサー型は衝撃と湿度に弱いという
弱点があります。

この弱点はスタジオ録音では問題とならないのですが、
ことライブにあっては、ステージパフォーマンスによる衝撃や、
野外では突然の雨ということもあります。

このような用途にダイナミック型マイクは絶大な信頼と
パフォーマンスを期待できるのです。

ちなみに、このSM58の特性は、150Hz~2kHzまでがフラットな特性で、
3kHz、5-6kHz、9-10kHz辺りが+5dB程持ち上がった特性です。

また、7-8kHz付近では0dBに戻っています。
そして10kHzを超えると0dBより下降します。

この辺りがメーカーの味付けなのでしょう。

周波数特性は、50Hz~15kHzです。

このSM58、昔は数万円した記憶がありますが
現在は1万円を切っているところもあるようです。

US-144MKⅡファントムスイッチ
つぎにコンデンサー型マイクですが、
コンデンサーマイクは、振動版と電極の間に電圧を掛けています。

これがファンタム電源が必要な理由の一つです。

振動版に当たった空気の振動は振動板を振動させます、
この振動により電極との距離が微細に変化し電圧が変動します。

この電圧の変動を信号として出力しています。

ダイナミック型マイクと違い振動板はとても薄いです。
これが衝撃に弱い理由の一つです。

ダイナミック型マイクは電流を作る為に振動版が大きいのですが、
コンデンサー型マイクは電力がファンタムから供給されているので
振動板を薄くしても大丈夫なのです。

コンデンサー型マイクは薄い振動板なので、
「微細な信号=波形の細かい周波数=高音」を
集音するのが得意なのです。

スタジオでボーカルが録音している姿をご覧になったり、
雑誌などで見た、またはテレビで見たことがあるかと思います。

思い出してください。

そこに設置されているマイクの如何に大げさに見えるその扱い。(^^♪

腫れものに触るかのような器具(ショックマウント)に
コンデンサー型マイクは取付られており、歌い手とマイクの間には
金魚すくいに使うような黒い網状の丸いものが取り付けられています。

これは、ウインドスクリーンとかポップガードといって、
歌い手の息による「吹き込みノイズ(ボフッとか)」を防止する為に
取り付けられています。

コンデンサー型マイクが物から伝わる微細な振動や空気の振動を
いかに捉える事ができるのかを「録音風景」から察する事が出来ます。

中には20Hz~20kHz/ダイナミックレンジ117dB以上という物もあります。
ちなみにこれは、SHURE BETA 87A で約3万円弱の価格帯です。

しかし、最近のコンデンサー型はポップノイズや
ブレスノイズフィルターを内蔵し、摩擦音の防止機構をマイクの
内部に内蔵しているものが多いです。

また、近接効果対策もされているので普及価格帯のコンデンサー型は
扱いやすいものが多いことも事実です。

コンデンサー型を検討するにあたって環境ノイズの心配も
あるかと思います。明日の指向性についてで詳しく書きますが、
ダイナミック型がカーディオイドであるのに対し、コンデンサー型は
スーパーカーディオイドであることが多いので、ノイズを背面に背負
えば、そんなに神経質にならなくても良いと思います。

でなければ、普及価格帯製品でもコンデンサー型は売れません。(^^♪

なぜ、1万円前後の入門用オーディオインターフェイスでも
ファンタム電源が付いているのか。最近では私の思っているより
コンデンサー型も身近な存在になっているのかも知れませんね。

明日は、指向性について書いてみます。

何かの参考までに。

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