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スティックワーク

2014/10/22

今回はドラムのスティックワークについて。

ドラム
DTMは便利です。実際にその楽器が弾けなくても演奏させることができます。

これは、演奏の変わりに音色を発音させるデータを入力するのですが、
機械的なフレーズではなく、人が演奏しているように聞かせる為には、
それぞれ打ち込む楽器の奏法を理解しておくと便利です。

ドラムはご存知のとおり、スティックと足のペダルを使って、
叩いて発音させる打楽器です。

このドラムの打ち込みに表情を付けるために、
今回は音数の多いスティックによる打音に注目します。

シングルストローク
上の図はいわゆるシングルストロークというものです。

右手と左手で交互に叩く(LRLRLRLR..../RLRLRLRL....)奏法で、
パワー感があります。

80年代のロックでは、ドラムのシングルストロークと
ギターのフルピッキングやマシンガン奏法で、
非常にパワフルで疾走感のある曲が数多く誕生しました。

キャプチャは普段使っているCUBASE6ではなく、
機器などにバンドルされているCubaseLE5と付属している
HALionONEを使っていますが、上の図のようにアクセントも無く、
音量が同じであるとどうしても機械的に聞こえてしまいます。

この時、拍のアクセントをどこに持ってくるか。

右手と左手で音量は同じか。
右から始めるか左から始めるか。

こんな事を考えながら打ち込みます。

ダブルストローク
上の図はアクセントを付けて、途中にダブルストロークで叩いています。

片手で2回叩きます。
最初の図と比べると、最後が右手と左手が逆になっています。

次のフレーズへと続くとき、
どちらの手が最後に来れば良いかも考えます。

この記事の図は、便宜上すべて右手から始めていますが、
前のフレーズを考えれば最初が右か左か決まりますし、
次のフレーズへ移行するときに困難な手が最後に来たときは、
途中にダブルストロークを入れて、最後の手を逆にします。

今回のHALionOneには、スネアにL,Rがありませんが、
専用のドラム音源(VSTi等)には、LとRの別にスネア等の音色が
用意されている場合があります。

EZdrummerではスネア音色がL,Rに分かれています。

このような時は、先程のように手の使い方に注目して
打ち込み(MIDI入力)するとリアリティが増します。

もちろん、労力と時間も掛かりますので、
曲によってはそこまで再現するかどうかも考えます。

シングルパラディドル
上の図は「シングルパラディドル」というものです。
パラ=交互
ディドル=片手で2回

ダブルパラディドル
上の図は「ダブルパラディドル」です。
パラ2組、ディドル1組みです。

パラディドルディドル
逆のパターンで「パラディドルディドル」というものもあります。
パラ1組、ディドル2組です。

リバースパラディドル
パラとディドルが逆の「リバースパラディドル」もあります。
ディドルの後にパラがきます。

便宜上、R(右手)を最初に持ってきていますが、Lで始めるパターンもあります。

これらの奏法を組み合わせた基本パターンをルーディメントと言い、
ドラム練習のエクササイズパターンとして様々な組み合わせがあります。

これらの奏法は、高速なシンバル、スネア、タムワークに欠かせません。

奏法やアクセント、音量を考えながら打ち込んでいくと、
ドラムトラックの作成が楽しくなります。

譜面上同じフレーズを異なるドラマーが叩くと「表情が違う」
ということがありますが、これらの組み合わせが異なれば、
聞こえてくる音の印象も変わってくるのです。

この他にも様々な奏法がありますし、ゴーストノートというものもあります。
これを打ち込む事によって更に「生」っぽく聞こえます。

これらは長くなりますので、また後の機会にでも。

実際のスティックワークを考えながらドラムを打ち込むと、
今までより格段にドラムの入力が楽しくなるよというお話でした。

何かの参考までに。

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