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ケーブルの長さと音

2014/10/20

今回は、ケーブルの長さと音について。

ケーブルの長さによる影響
現在ではこのような事は起こり難いのかもしれませんが、
私が最初にギターを買った時に付属していたケーブルは
とても細く、時々タクシー無線を拾っていました。

これは、ギターケーブルがアンテナの役割を果たしていたのだと思います。

それ以外にも、ケーブルによって音に変化があります。

材質、シールド、長さ、様々な要素が上げられますが、
今回は長さについてです。

上の挿絵にあるように、
ギターのコードは微弱な電気信号を流す為のケーブルです。
芯材等の材質により流れる電流は徐々に損失していきます。

これを「抵抗損失」と言います。

ギターやオーディオケーブルの抵抗は少ない方が良いとされ、
抵抗が大きいとその信号の損失分は熱に変換されてしまいます。

結果、音が濁る、レンジが狭いと表現されることもあります。

逆に抵抗が少ないと、クリアな音質、レンジが広いという
表現になるのです。

しかし、この抵抗ですが特性を出す為、
「意図的」に設定しているケーブルもあります。

なので、一様に抵抗が少ないケーブルは音が悪いと言えないのです。

「電気的に良い」と「音として良い」は別物なので、
抵抗値等はあくまで、目安のひとつとして考える方が良いです。

極端な話、よく言う音の良い悪いは個人の好みによるのです。
もうひとつは、ケーブルが長いほど、外来からのノイズの影響も
受けやすくなってきます。

例えば、ケーブルの長さが「青の帯」くらいであった場合、
ギターの信号はまだまだ元気で、外からのノイズの影響も
少ないです。アンプで信号を増幅してもノイズ成分はさほど
気にならないと思います。

では、「緑の帯」の距離ではどうでしょうか。

ギターの信号はケーブルの抵抗により損失し、ケーブルが
長いので、その分、外来からのノイズの影響も増えています。

必要な信号が小さくなっているので、
青帯の時よりアンプで増幅しなければいけません。

この時、必要な信号とノイズ成分との差が小さいので、
アンプで増幅した時、ノイズが目立ってしまいます。

短い距離の場合は、さほど気になりませんが、ケーブルを
長くする必要があるときは、やはりケーブルの品質には
あるていど配慮する必要があります。

高価なケーブルでは、損失が小さい芯材を使用し、かつ、
外からのノイズ対策も施されているので万全です。

例えば、網線と芯線の間に電磁シールドをしていたり、
外被膜と網線の間にシールド材を入れていたりと実に様々です。

以前、ケーブルの品質という記事で書いた内容も踏まえ、
ケーブルにあっては、「大は小を兼ねる」より、必要な長さを
必要に応じて使い分けるのが良いのかも知れません。

もちろん、極端な話で書いてますので、こんな事もあるよ程度の雑学です。

私のように雰囲気の説明ではなく、理路整然と明確な根拠を以て、
なぜケーブルで音が変わるのかを説明されているサイトがあります。

サイト名:一庵堂 対象記事:Cable ケーブルで音が変わるか?

何かの参考までに。

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