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ギターの定位

2014/10/28

バンド形式の曲でギターが1本の時のミックス法について書いてみます。

シンプルなバンド形態の曲でギター1本の場合、
いつも私が悩むのがギターの定位なのです。

曲調によってはディレイで逃げることもできますが、
HRな曲でリフ主体の場合は方法が限られてきます。

通常、センターにキックとベースとボーカル。
軽くLとRに振られたハイハットとタムとコーラス。
大きくLとRに振られたシンバル。

これが基本的な配置になるかと思います。

常になっているのはセンターの音と
軽く逸れたハイハットでしょうか。

ここにギターの定位を置くわけですが、
センターはもう一杯です。

gra.gif
大きくLかRのどちらかに振ると、
ギターを振ったチャンネルにバランスが偏ってしまいます。

これが[a]の状態です。
しかし、小さく振ると音場が狭くなってしまいます。

grb.gif
では少し大きく振った状態で、逆側の空間を埋める為に
リバーブなどの残響系エフェクターを掛けます。

すると、モノラルであったギターの信号はスレテオ処理されて
[b]のように残響音が加えられます。

LとRに等しく残響音が加わるので、
ギターを置いたチャンネルにバランスが
偏っていることに変わりありません。

grc.gif
この場合、一つの方法としてFXチャンネルに
ギターのトラックを送り、残響を加えます。

そしてFXチャンネルの定位をギターを置いた
逆のチャンネルに定位(パン)を振ります。[c]
これで[a]や[b]と比較して、幾分かバランスが調整されました。

では、ギターをLに置くかRに置くか。

ハットとライドの定位は逆の関係になっていることが多いので、
曲のなかでこれらの割合の多い方とは逆のチャンネルに
ギターを置くと、曲全体ではバランスが良いのではないでしょうか。

この手法が曲に合わない時もありますが、何かの参考までに。

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