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カクテルパーティー

2014/10/18

最近はミキシングに関することを書いているので
今回もその延長線上で、カクテルパーティーについて。

カクテルパーティー
ここでいう Cocktail Party は、お酒を飲んで会話を
楽しむという内容ではなくカクテルパーティー効果という
耳というか心理に関する事です。

カクテルパーティー効果とは、大勢の人がいる中で、
特定の人の言葉が聞き取れるというものです。

これを、カクテルパーティーを例に
カクテルパーティー効果と呼ばれています。

人は、聞こえてくる音を頭の中で自分に必要なものと
必要でないものを判断して聞き分けています。

騒音の多い人混みや、交通量の多い交差点でも
友人と会話ができるのもこの効果によるものも大きいです。

これは、耳からの情報である音の定位、周波数に加えて、
口の動き、手の動き、位置関係など、視覚的情報も加えて
判断しています。

必要でない音を聞き捨てる。
この表現でもそう間違っていない気がします。

ベースを弾く人が、通常聞き取り難い低音フレーズを
難なく聞き取ることができるのもこの効果によるもの
なのかも知れません。

さて、ここからがDTMに関連するのですが、
特に私はギターを弾くので、ミックスダウンの時に
無意識にギターを中心としてに聞いてしまいますし、
その結果、メインギターのレベルが大きくなってしまいがちです。

また、奥の方で鳴っているギターは、その音を耳が実際より
大きく拾ってしまうので、他の人には聞き取りにくいレベルと
なっている場合があり、意図したミックスにならないことが
多々あります。

これに、視覚的要素も入ってくるので、DAWのメイン画面の
ままで聞いていると、そこにレコーディングしたトラックと
波形が見えるので、余計に耳がその音を意識してしまいます。

なので、ミックスの際は、ミキサー画面のレベルメータの他に
アナライザーと呼ばれる音の定位やレベル、周波数特性等を
判断する為のVSTを起動して、視覚的に別の角度でも判断する
ようにしています。

これでも、私は全くダメなので
1回トラックダウンした音をWAVファイルに書き出して
視覚的情報が入らないよう、メディアプレイヤーを
タスクバーに引っ込めて再生して聞いてみます。

これで、耳だけの情報で最終判断できますが、
カクテルパーティー効果という厄介なエフェクト処理が
脳内で行なわれて、いつも困る訳です。

ここまでしても、たいして結果が変わらない私の耳と脳は、
相当の不器用ということが出来ます。(^^;

つまりは、プロの人は機材も凄いのでしょうが、
耳と脳はそれ以上に凄いのだといつも思っている訳です。

何かの参考までに。

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