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アンプが遠い

2014/10/27

変なタイトルですがそんなこともあるでしょう。

多くのギターはハイインピーダンスでノイズの影響を受けやすいです。
そして標準フォーンケーブルはアンバランスケーブルで外来ノイズの
影響を受けやすいとも言えます。

3メートルのシールドと10mのシールド。
ノイズの影響が大きいのは10mのシールドですね。

私が最初に買ったギターに付いていた細いギターケーブルは
3メートルでしたが、タクシー無線を拾っていました。

いきなりアンプから聞こえるので心霊現象かとビックリしました。(^^;

今では電波法の改正や粗悪なケーブルが少なくなったので、
このような経験をすることは無いと思います。

ギターとアンプが離れている時とはどのような時でしょう。

プロのレコーディングのようにレコーディングルームと
コントロールルームが別にあり、ギタリストがコントロール
ルームでギターを弾いて、レコーディングルームに設置してある
ギターアンプを鳴らして録音するとき。

他には・・・
自宅でもパーソナルスタジオを作っている方も多いので、
録音機器とアンプが離れている場合。

二人いれば、録音機器を操作する人と演奏する人で分散出来ますが、
一人の場合は録音機器の操作を行なう場所でギターを弾くこともあります。

録音機器の近くにアンプを置けば良いって?
ダメなんです。(^^;

録音時には大音量でアンプを鳴らしますが、
この時、音の振動が録音機器のハードディスクを揺らすと大変なのです。(^^;

ハードディスクはディスクとヘッドの距離が
2nm(ナノメートル)程度しかありません。

タバコの煙の粒子の1/100、インフルエンザウイルスの1/50です、
ちなみに人の細胞は1-100µm、インフルエンザウイルスが大体100nmなので、
人の細胞はインフルエンザウイルスより1000倍大きいのです。

インフルエンザウイルスを50等分に分けると
HDDのディスクとヘッドの距離くらいでしょうか。(^^;

なのでアンプと録音機器との距離はあまり近くない方が良いです。
もちろんドラムとも。

そうなるとギターとアンプの間の距離が長くなるのですが、
小型のギターアンプ等はもちろんこの限りではありません。

10mのギターケーブルをどう思うかは個人差ですが、
「音ヤセ」や「ノイズ」から7mあたりが限度という方もいます。

ケーブルの長さと音2という記事でケーブルによる
カットオフフリーケンシーを計算しました。

そこでは、ベルデン 8412のカタログスペックから静電容量を
調べて計算していますが、3mでは2.4kHz、10mでは992Hzに
カットオフフリーケンシーがあることになります。

3mの2.4kHzはギターで発音可能な基音を超えており、
10mの992Hzでは1弦19Fと20Fの中間の音が基音となりますが、
実際は基音より2倍音の音を聴覚上強く感じるので、
2.4kHz÷2=1.2kHz=1弦23F=D#6付近
992Hz÷2=496Hz=1弦7F=B4付近

2倍音を計算した結果ですが、これを3倍音以上で計算すると
もっと下の音域に影響があることが判ります。

長いケーブルはハイ落ちすると言いますが、
上記のように計算上でも高域に何らかの影響があることは確かです。

ここからやっと本題です。

この距離を超えてしまう場合はどうしたら良いか。
日本エレクトロ・ハーモニックスが扱うRadial社の「SGI」とう機器があります。

標準フォーン(アンバランス)をXLR(バランス)ケーブルに変換し、
アンプの手前で元に戻します。

sgi.jpg
音質の劣化なく約100mまで可能になるそうです。

ちなみにメーカーサイトでは、エアロスミスのジョー・ペリーさんが
レコーディングやライブで使っているよって書いていました。(^^)

XLRケーブルを CANARE L-4E6-EM(編組シールド/電磁シールド)で作れば、
外来ノイズの影響を1/10に低減できるので更に良いのでしょうか。
(私が適当に思っているだけです。)

amazonで探しましたがさすがに見当たらなかったので、
メーカーサイトへの該当ページを記載しておきます。
日本エレクトロ・ハーモニックス Radial SGI
http://www.electroharmonix.co.jp/radial/sgi.htm

ワイヤレス使えよって?

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