・徒然なる日常

涙の理由

2014/10/31

歳を取って涙もろくなったような気がします。
では何故、歳を重ねると何故涙もろくなるのか。

これまでの人生経験から、若い頃と比較して
その対象に感情移入しやすくなった。

心の面からではこんな感じでしょうか。

年を取ると様々な機能に衰えや乱れが生じ、
交感神経、副交感神経が若い時より軽度の
外的刺激によって乱れやすくなった。

他には情動失禁(感情失禁)ということもあります。

その手前では情動不安定となり、
脳の障害によって起こるものもあります。

医の面からではこんな感じでしょうか。

私的には人の心には「心の泉」というものがあり、
ここに涙が溜まっては消え、溜まっては消え。

年を取ると若い頃から既に泉に涙が溜まっている分があるので、
新しい涙は直ぐにオーバーフローしてしまって目から溢れる。

メルヘンの面からではこんな感じでしょうか。(^^)

真面目に書くと、「泣く」ことでカタルシス効果が
あると言われています。

思いっきり泣いた後はスッキリするという効果です。

また、涙はストレス解消に大きな役割も持っています。

興奮状態にあるときは交換神経が活発に働いています。
しかし、泣いている時は副交感神経が活発な状態になるのです。

副交感神経が活発になるとリラックス状態に近づきます。
交換神経がアクセルとすると、副交感神経はブレーキの役割なのです。

泣いた後に脳内ホルモンのエンドルフィンが
多く分泌されることもわかってきました。

エンドルフィンはモルヒネ等と同じ強い鎮静作用があります。

この鎮静作用が高まった感情や興奮を鎮めるのでしょう。

またNK細胞という言葉を聞いたことはありませんか?

NK細胞はナチュラルキラー細胞の略記で、
ウイルス等を攻撃する細胞で免疫に係ってくる細胞です。

白血球の一つのマクロファージというアメーバ状の細胞も
免疫システムに関与しています。

マクロファージ細胞はウイルス等を攻撃するのではなく、
捕食して食べてしまう細胞です。

人の体には約90兆の細胞から構築され、
その細胞は死んでは新しい細胞と入れ替わっています。

神経細胞であっても同様です。
これを細胞のターンオーバーといいます。

マクロファージ細胞はこの死んだ細胞を捕食して消化します。

泣いた後はナチュラルキラー細胞とマクロファージ細胞が
活性化していることもわかってきました。

このように泣くということは、ストレスの軽減と鎮静作用、
そして免疫システムを活性させる効果もあるのです。

私は心の泉の涙の量とその人の内面的な
強さと優しさは比例していると思っています。

今では家族以外の人の前で泣くことは決してありませんが、
家ではテレビや映画、音楽を聴いて思いっきり泣こうと
思っています。(^^)

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