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ブースター

昨日はバッファ(アンプ)について少し書いてみました。

少し補足しますが、ギター出力のハイインピーダンスは、
ノイズの影響や様々な回路の抵抗成分を受けやすいのです。

理由は先日の内容を参照ください。

そこでバッファを使用して電圧はそのままに、
電流を増幅するとインピーダンスが下がり、
様々な要因の結果による音ヤセを軽減できるのです。

簡単に言えばオームの法則です。
電流=電圧÷抵抗
電圧=電流×抵抗
抵抗=電圧÷電流

正確にはインピーダンスは交流と直流では
少し性格が異なるのですがここでは割愛します。

rva.gif
上段の表は適当な数字を当てはめたものですが、
仮に抵抗(R)1.0、電圧(V)30、電流(A)30の位置を確認します。

電圧と電流の関係で抵抗の値が変わっています。
下段の表は電圧を一定にして電流の値を変化させています。

同じ電圧でも電流によって抵抗の値が変化しているのが確認できます。
昨日のバッファの仕組みです。

本日はブースターです。

要はゲインを稼ぐエフェクターです。

インピーダンスを変えずにゲインを稼ぐには
電圧と電流を増幅しないとなりません。

インピーダンスを下げながら増幅するには・・・。

そうです、電圧と電流の関係で可能です。

ブースターで音質に変化のあるもの。
クリーンブースターと呼ばれる音質変化が少ないもの。
ブースターだけどバッファとしても使えるもの。

ブースターの特徴は様々ですが先の表のとおり、
電流と電圧の関係でブースターの色付けや特徴が
設計されるのです。

少し話を変えますが、歪み系エフェクトの前、
もしくはアンプで歪みを作る場合はギターとアンプの
間にボリュームペダルがあったとします。

ボリュームペダルでボリュームを上げて(戻して)いくと
歪み量があがっていきます。ボリュームを下げると
歪み量が減ります。ギターのボリュームでも同じことです。

ペダル全開の時よりも歪みが欲しい場合、
ブースターが役に立つのです。

また、ペダルは連続変化であり、
0から100へ一気に飛ぶことはありません。

ギターソロの時に音量を上げたい時は、
ブースターを一発踏めばOKです。

この際に歪みを増やしたい場合は歪み系エフェクターの前、
歪み量はそのままで音量を上げたい時はその後ろにです。

歪み系や空間系エフェクトと異なり、
バッファもブースターも地味なエフェクトですが
ハマればとことんハマるエフェクターでもあります。

何かの参考までに。

 

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