・VSTプラグイン

ディエッサー

2014/10/28

DeEsser(ディエッサー)というエフェクター(又はVSTプラグイン)は、
サシスセソの発音を行なう際、歯に空気が当たる事によって発生する
歯擦音(しさつおん)はキツく(強く)聞こえたり、耳触りに聞こえる場合があります。

deess.jpg
これを和らげるために使用するのがディエッサーです。

ただし、バンドル版のDAWには付属していない場合もありますし、
周波数は歯擦音の帯域に固定されている場合もあります。

英語圏ではよく用いられますが、日本語はそれほど歯擦音が強く無いので、
比較して使用頻度は少ないかもしれません。

最近は歌詞に英語を用いることも多いので、
手元にあると便利なエフェクターの一つです。

ディエッサーは、ある特定の周波数に対して圧縮を掛けるので、
動作の仕組みはコンプレッサーと似ています。

別の動作で歯擦音を軽減しているディエッサーもあります。
要は De-Ess-er なのです。

Deには除く、分離、下げる等の意味があります。

デバッグ(de-bug)は、虫(を)除く=不具合の修正
デザイン(de-sign)は、下(に)印=下地=設計

De-Ess-er は、ess(ェス)を除く(De-下げる)もの(er-する)なので、
動作の仕組みはともかく、サシスセソ等の歯擦音を軽減させる
エフェクターを総じてディエッサーと言います。

歯擦音の周波数に対して、
その時だけ動作する仕組みのディエッサーで、
その周波数を任意に設定できるタイプであれば
ギターに応用することができます。

ギターの何に応用するかといえば、
ギターの弦に指が揺れる音です。

そうあの「キュキュッ」という音です。

ディエッサーでその周波数を設定すれば、
その音が発生した時だけ軽減させることができます。

イコライザーで常にその周波数に対して減衰させると、
ギターの音のニュアンスが変わってくるかもしれません。

DAWのオートメーション機能を使用して、
その音が発生している時にだけEQをオンにすれば
改善できますが手間が掛かります。

この場合、ギターの全体の音を補正するEQとは別に
EQを使用することになるので、インサーションにEQを
2つ使用しなければなりません。

やはり手間です。

ディエッサーが応用できればその音が発生した時にだけ
自動的にその音の周波数を圧縮するので手間も掛からず便利です。

ギターに応用できるのは、歯擦音の帯域から指擦音の帯域へ
周波数を変更できるものが良いです。

フリーのVSTプラグインでもディエッサーがあるので、
これを利用しても良いかと思います。

the fish fillets channel insert packageというプラグインセットに
入っている[SPITFISH]は、周波数を設定できるディエッサーです。

可変幅が12kHzまで可能なので女性ボーカルやギターに良いかも。

また、ANTRESS MODERN De-Esserも周波数の設定が可能な
ディエッサーですが、周波数が3k~9.9kHzなので男性ボーカルに
良いかもしれません。

どちらも複数のプラグインセットの中に入っていたと思います。

プラグインのパラメーターや呼称は様々ですが、
Threshold、Ratio、Width、Release、Freq、Output level など、
基本はコンプレッサーと似ています。

意図する周波数(Freq)をどれだけの幅(Width)で、
音の大きさのしきい値(Threshold)を超えた時に作動させ、
どれくらい抑える(Ratio)ようにして、どのくらいの時間(Release)
動作を維持させるか。抑え込んだ分だけ音が小さく聞こえるので、
全体を少し増幅(Output level)させましょう。

パラメーターを文章で書けばこんな感じでしょうか。(^^;

何かの参考までに。

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