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ケーブルの寿命

2014/10/29

私は20年が経過したギターケーブルを使う時もあります。

もちろん、静電容量を考えて
録音用に短めのベルデンやらカナレで自作もしましたが、
ケーブルの耐用年数はどのくらいなのでしょうか。

製品に耐用年数は書いていません。

ケーブルの芯線はOFC(無酸素銅)、絶縁体にPVC(ポリ塩化ビニル)を
利用しているという点では、電源ケーブルや通信ケーブルと
同じような素材を使用しているギターケーブル。

そこで、電源ケーブルと通信ケーブルの耐用年数を調べてみました。

参考とした資料は、
(社)日本電線工業会技術資料 第107号 「電線・ケーブルの耐用年数について」
この資料では、電線、ケーブルのうち、絶縁電線や低圧ケーブルの
耐用年数は屋内で20~30年、屋外で15~20年とあります。

(社)日本電線工業会技術資料 第145号 「通信ケーブルの耐用年数について」
この資料では屋内敷設で20~30年、屋外敷設で15~20年。

屋内、屋外ともにどとらも同じ耐用年数でした。

劣化要因として挙げられていたのは、
機械的要因・・・衝撃、圧縮、屈曲、捻回、引張、振動等
熱的要因・・・低温、高温による物性の低下
化学的要因・・・油、薬品による物性の低下
電気的要因・・・過電圧や過電流等
ケーブル内部への浸水・・・結果的に物理的/電気的劣化を引き起こす
紫外線、オゾンや塩分付着・・・物性低下
動物による食害・・・ネズミ、白アリ等
カビ等の微生物による劣化・・・未記載
施工不具合・・・接続処理、接地処理、外傷等

ギターケーブルで考えられるのは、プラグ及びハンダ部分の酸化や
物理的な不具合が主な劣化原因でしょうか。

プラグ内部の外気や湿気がケーブル内の絶縁体や芯線などを
腐食させることもあるのでしょうが、さて耳で聞こえが変わる程
違うものなのか疑問です。

プラグの部分と先端数センチのケーブルを切り捨てて交換すれば、
新品と遜色ないレベルで使えると思います。

少なくとも私の耳では判りません。

ケーブルによって音が変わるのは判ります。
これまで書いてきたように、ケーブルの構造や長さ、
静電容量が異なる総和で違いが判るケーブルもあります。

しかし、2~3mの長さで構造がしっかりしていれば、音の違いは判りません。(私は)
比較的新しいカナレのケーブルと20年も前のカナレのケーブル。

ともに同じ長さを聴き比べましたが、私の耳には同じに聞こえます。

なんという経済的な耳なのでしょう。

お陰で数万円もするケーブルに手を出す事はないでしょう。(^^)
ただケーブルを作るのは楽しいので、時々新しく作っています。

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