・作曲/理論/音響

ギターのコード進行

2014/10/27

ギターのコードに関するお話です。

C-G-Am-Am7-F-G-F-Cのようなコード進行を循環コードといいます。

最後までいくとまた最初に戻ることから循環コードと呼ばれますが、
この循環コードを例に書いてみます。

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上の図はギターの6弦全てを使った和音の例です。

このままではルート音が判りにくいので、
ギターのみで演奏する時はルート音を意識して弾くことが多いです。

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例えば上の図のように、ルート音を一番下の音に使います。
CであればC(ド)、GであればG(ソ)ですね。

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今度はベースランニングを使った和音を作ってみます。

ベースランニングとはコード構成音の繋がりでベース音を
上昇&下降させることです。呼び方は様々です。

また、トップノートに対して用いることもあります。

これによりコードの繋がりがスムースに聞こえるので、
曲を作るうえで重宝します。

この時、ベース音によって最初のコード進行は
C-G-Am-Am7-F-G-F-Cから、C-G/B-Am-Am7/G-F-G-F/A-Cとなります。

/の分母はベース音を指定しています。

また、onBなどと記載されることもありますが、
書き方の違いだけでこれもベース音をBに指定しています。

これに似たものでクリシェというものがあります。

クリシェは同じようなコードが連続して続くとき、
コード構成音を使ってトップノートやベースノートに
変化を付けることを指しています。

最後はペダルトーンです。保続音、持続音、オルガントーンなど
呼び方は様々ですが、チャーチオルガンで用いていたことから
ペダルトーンとかオルガントーンと呼ばれていました。

これは、コードが変わってもトップノート又はベースノートは
同じ音を用います。音を伸ばす場合も同じ音を弾く場合もあります。

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上の図ではトップノートをE(ミ)で揃えています。
そして意地悪な私はコード名を書きませんでした。

しかし、基本は最初の[C-G-Am-Am7-F-G-F-C]の変化形です。

2小節目の[G]は先程の応用例で[G/B]となりました。
今度は何に変わったでしょうか。

Gの構成音はGBD(ソシレ)です。

これにE(ミ)が加わりました。
そしてベース音はB(シ)です。

GABCDE(ソラシドレミ)。
G(ソ)にとってE(ミ)は6番目の音です。

単純に考えれば[G6]。

しかし、ベース音に指定があるので[G6/B]となりますが、
もう一度、オレンジでマスクを掛けた部分を見てください。

何かのコードに見えませんか?

EmにDが入っているEm7ですね。

EにとってDは7番目の音なので(EFGABCD)、
EmにDが入るとEm7となります。

オレンジのマスクは理論的なことは取りあえず置いといて、
結果的にEm7でもあり、G6でもあります。

ではどちらを書いたら良いか。

トニック、サブドミナンド、ドミナント
ダイアトニックコード

これらの考え方が参考になります。

Cをトニック(Ⅰ)と考えると、
GはⅤ、EmはⅢm。

最初の循環コードの進行を、
[Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅵm7-Ⅳ-Ⅴ-Ⅳ-Ⅰ]と捉えた場合は[G6]、
[Ⅰ-Ⅲm7-Ⅵm-Ⅵm7-Ⅳ-Ⅴ-Ⅳ-Ⅰ]と捉える場合は[Em7]、
G6(Ⅴ6)の場合はトニックからドミナントへの進行。

Em7(Ⅲm7)の場合はトニックからトニックの代理コードへの
進行と解釈することになります。

私はケーデンスを優先に考えて[G6]の方が理解し易いです。

何かの参考までに。

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